Category Archives: オーディオテクニカ - Page 4

オーディオテクニカ AT-1007, AT-1005II, AT-1001, AT-1501

オーディオテクニカのトーンアームAT1007、AT1005II、AT1001、AT1501の広告
(スイングジャーナル 1971年5月号掲載)

AT

オーディオテクニカ AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1971年4月号掲載)

AT-VM35

オーディオテクニカ AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1971年3月号掲載)

AT-VM35

オーディオテクニカ AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1971年2月号掲載)

AT-VM35

オーディオテクニカ AT-VM35, AT-35X, AT-VM3, AT-VM8, AT-3, AT-3M

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35、AT-35X、AT-VM3、AT-VM6、AT3、AT3Mの広告
(スイングジャーナル 1971年1月号掲載)

AT

オーディオテクニカ AT-VM3, AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM3、AT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1970年11月号掲載)

AT-VM3

オーディオテクニカ AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1970年10月号掲載)

AT-VM35

オーディオテクニカ AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1970年9月号掲載)

AT-VM35

オーディオテクニカ AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1970年8月号掲載)を

AT-VM35

オーディオテクニカ AT-VM35

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35の広告
(スイングジャーナル 1970年7月号掲載)

VM35

オーディオテクニカ AT-35, AT-VM3, AT-VM8, AT-21, AT-3, AT-3M, AT-1001, AT-1005, AT-1007, AT-1500, AT-6001, AT-6601

オーディオテクニカのカートリッジAT35、AT-VM3、AT-VM8、AT21、AT3、AT3M、トーンアームAT1001、AT1005、AT1007、AT1500、レコードクリーナーAT6001、テストレコードAT6601の広告
(スイングジャーナル 1970年6月号掲載)

AT35

オーディオテクニカ

オーディオテクニカの広告
(スイングジャーナル 1970年5月号掲載)

AudioTechnica

オーディオテクニカ AT-1005II, AT-1007

オーディオテクニカのトーンアームAT1005II、AT1007の広告
(ステレオ 1970年4月号掲載)

AT1005

オーディオテクニカ AT-35X, AT-VM3

オーディオテクニカのカートリッジAT35X、AT-VM3の広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

AT35

オーディオテクニカ AT-35X, AT-VM3

オーディオテクニカのカートリッジAT35X、AT-VM3の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

audio-techinica

オーディオテクニカ AT-VM3

菅野沖彦

スイングジャーナル 2月号(1970年1月発行)
「SJ選定 ベスト・バイ・ステレオ」より

 オーディオ・テクニカのAT−VM3は、かって選定新製品として本誌で取上げたことがある。今回は、ベスト・バイとしての再登場であるが、このカートリッジのコスト・パーフォーマンスのよさからして当然のことといえるであろう。特に、ジャズの再生にあっては、そのパルスの連続する情報に対して振動系のトランジェントのよさが振動系支持の安定によって保証されなければならない。この点で、このカートリッジは同社のAT35X同様、ユニークなサスペンション方式を採用していて、レコード溝の走行方向への引張りには大変安定した構造である。V型に配置された二個のマグネットによる発電機構もAT35Xと同じだが、この構造のもたらすメリットが果して決定的に他の構造より勝るかどうかはいえない。しかし、現実の音から明確に感じられるのは、この系列のカートリッジのもつ、歯切れのよい、しっかりした音像の再現と、複雑な波形に対するスタビリティのよさだ。
 AT−VM3は帯域バランスがおだやかで、目立ったピークやディップは音から感じられない。概して、こうしたおだやかな周波数特性をもつカートリッジは音が沈み勝ちで、弦楽器などにはよい結果が得られても、パーカッションやブラスにはめりはりが立たない物足りなさが残るものが多い。しかし、このカートリッジの場合は、おだやかなバランスでありながら、一つ一つの音に対する立上りが鋭いために、ジャズの再生でかなり満足すべき結果が得られるものである。音色を大きく左右するファクターは周波数特性であることは事実だが、もっと根本的な音質は、むしろ、トランジェントやクロストークの特性によるものであることが、多くのタイプの異ったカートリッジが教えてくれる。特に、カートリッジとか、スピーカー、そして、マイクロフォンのような変換器にあっては、その機械振動をあずかる振動子の材質のもつ固有の音色が、必らずどこかに現れる。見かけ上の特性の上でこれを殺すことは出来ても、再生音の質には多かれ少かれ、その素顔をのぞかせるように思う。現在のところ、カートリッジの振動系はかなり理想に近いものであるが、なお改良の余地がないわけではない。一つの固定した考えにこだわらず、常に異ったアングルから見直し、どんな小さなこともおろそかにしない開発精神が大切だ。
 テクニカは、そうした点で、かなり自由に製品の開発をおこなっていることが、これらの商品から推察できる。6、900円という値段は決して安いとは思わないが、今のカートリッジの相場からすれば高い値段ではない。メーカーにはいろいろいい分もあるのだろうが、カートリッジの価格は高すぎる。こういう安い価格が通用するのは、カートリッジが嗜好品だからであろう。もし、これを純粋に科学技術の産物と解釈して大量生産品扱いをすれば、もっと安い価格で充分な特性のものが得られるはずだ。ユーザーがカートリッジを選ぶ時には、この辺をはっきり認識してかからなければいけない。嗜好性の対象となるような名品は、当然のことだが、眼玉が飛びでるほど高くるし高いとそれだけ良い音にも聞えものだ。高ければ、当然、物理特性も向上しているが、それと同様に仕上げの美しさや高級観からくる印象が音に影響を与えるものだと思う。
 このAT−VM3は千円台だから実用品として考えてよくその意味では実質的価値は10、000円以上のものに決して劣らないといえるのである。今や国産カートリッジの水準はきわめて高く、たくさんの優秀製品があるが、このカートリッジもそうした製品の一つとしてジャズ・ファンに安心して推められるものだと思う。

オーディオテクニカ AT-35X

オーディオテクニカのカートリッジAT35Xの広告
(スイングジャーナル 1970年1月号掲載)

audio-technica

オーディオテクニカ AT-3M

オーディオテクニカのカートリッジAT3Mの広告
(モダン・ジャズ読本 ’70掲載)

AT3M

オーディオテクニカ AT-1005II

オーディオテクニカのトーンアームAT1005IIの広告
(スイングジャーナル 1969年12月号掲載)

AT1005

オーディオテクニカ AT-3M

菅野沖彦

スイングジャーナル 12月号(1969年11月発行)
「SJ選定 ベスト・バイ・ステレオ」より

 ジャズのレコードに限ったことではないが、モノーラル時代の名演奏の再発売ものには見逃せない名盤がたくさんある。レコードというものの本質からいっても、記録性ということは大変重要なもので、特にジャズのような瞬間性の大切な、二度と再び同じ音楽がこの世に存在し得ないものについては、きわめて貴重なものだ。資料としてはもとより、かけがえない音楽体験として、モノーラルのレコードを、ただ局面的なオーディオ観で、ステレオ録音ではないからというだけで、遠ざけてしまうとしたら、その音楽的損失は計りしれないほど大きい。しかもモノーラルにも、ステレオ顔負けの素晴しい録音のものさえあるのだから、なおさらのことである。特にジャズ・サウンドは、空間サウンド以上に楽器音そのもののリアルな再現が好まれるという美的観念があるから、モノーラル録音はクラシックの場合ほどの制約にはならないともいえる。クラシックとジャズとの間には、音楽的な音そのものについての美学の差があることは否めない。ジャズのステレオ録音に、マルチ・モノ的な音が多いものもそうした理由による。荒々しいタッチ、生々しい触感、激しい圧迫感をもった音を明確に把握しながら、しかもステレオフォニックなプレゼンスを2チャンネルの再生から得ようとすることは容易ではないし、これは、ジャズ録音にたずさわる私たちの抱える大きな課題なのである。
 ところで、モノーラルのレコードが現時点で再発売される時に、いわゆる擬似ステレオ化されているというケースがあるが、これについては、クラシックもジャズも、心ある人々が大反対しているようだ。しかし、先に述べたようなジャズ・サウンドの美的観念からして、ジャズの疑似ステ化についての反対はクラシックとは比較にならないほど強烈で、ついに、近頃では、ほとんどのレコード会社がモノーラルのまま再発するようになった。
 こうなってくると、もう一つ問題となるのが再生のシステムであって、ステレオ・カートリッジで、モノーラル・レコードを演奏することには一考する必要が生じるというものだ。つまり、ステレオ・レコードとモノーラル・レコードとでは、溝を切刻するカッター針の曲率半径が異り、溝の形はちがう。また本来、モノーラル・レコードには縦振動の成分は含まれていないし、それを再生するカートリッジも縦の振動成分に対しては感度をもたないように設計されている。ステレオ・カートリッジでも、左右チャンネルの出力をシリーズ結合して縦成分をキャンセルして使えばまだよいが、そのままの状態で使ったのではかならず不都合が生じる。一般にいわれることは、モノのカートリッジでステレオ・レコードはかけられないがステレオ・カートリッジでモノーラル・レコードをかけても差支えない……というのだが、それはレコードに対する保護の面からであって、そのレコードを理想的に再生することに関しては問題がある。モノ・レコードはモノ・カートリッジでかけるのが本来である。そこで、このAT3Mは貴重な存在である。ステレオになってカートリッジの振動系は大幅な進歩を遂げているが、このAT3Mもモノ当時のカートリッジとは格段の性能をもつ。欲をいえば、現時点でカートリッジ・メーカーの技術をもってすれば、さらに理想に近いモノ・カートリッジが出現するはずだが、モノ・レコードを聞く人には、広くこの製品を推薦したい。ステレオ・カートリッジで聞くよりも、はるかに腰の入った、がっしりとした音の再生ができるのである。今さらモノ・カートリッジをと思われる人もいるかもしれないが、ジャズ・ファンならばぜったいに聞き逃せないモノーラルの名盤のよりよい再生のために、このカートリッジを今月のベスト・バイ商品として選んでみた。

オーディオテクニカ AT-35X, AT-VM3

オーディオテクニカのカートリッジAT35X、AT-VM3の広告
(スイングジャーナル 1969年11月号掲載)

AT35X

オーディオテクニカ AT-1005

オーディオテクニカのトーンアームAT1005の広告
(スイングジャーナル 1969年10月号掲載)

AT1005

オーディオテクニカ AT-21X

瀬川冬樹

ステレオサウンド 12号(1969年9月発行)
特集・「最新カートリッジ40機種のブラインド試聴」より

 トレーシングが安定しているらしく、針の浮く感じやビリつく傾向はほとんど無いが、音のバランスにやや難点があって、中域に僅かながら圧迫感があり、高域はなだらかに下降しているらしく華やかさとか繊細感が、もう少し欲しいような音質である。音源が遠くやや平面的で、総じて明るさが不足しているが、ムード音楽のギターの音は温かく、弦合奏は柔らかく耳あたりがいい。ピアノや打楽器は、タッチがやや重く、音離れに不満がある。オーケストラは重低音が割合豊かだが、中域の厚みがもっと欲しいし、フォルティシモは飽和的になる。ヴェルディの大合唱は、フォルティシモでも音の分離が明瞭で、音も充実しているが、やはり音源がやや遠い印象である。

オーケストラ:☆☆☆★
ピアノ:☆☆☆☆
弦楽器:☆☆☆☆
声楽:☆☆☆★
コーラス:☆☆☆★
ジャズ:☆☆☆☆
ムード:☆☆☆★
打楽器:☆☆☆☆
総合評価:75
コストパフォーマンス:85

オーディオテクニカ AT-VM3

瀬川冬樹

ステレオサウンド 12号(1969年9月発行)
特集・「最新カートリッジ40機種のブラインド試聴」より

 総体に、やや重くダークな音で、音の切れ込みの良さとか音離れの点に多少の不満が残るが、柔らかくバランスの良い音質で、欠点の少ないカートリッジである。スクラッチもよく抑えられて、高域にピーク性の危なげな音も感じられない。ただ、どのレコードの場合にも、楽器がやや遠のく印象で、ソフトタッチの音になる。激しさを求める向きには敬遠されそうだが、耳当りのよさをとるべきだろう。オーケストラや弦合奏では、、弦楽器のみずみずしさがもっと欲しい気がするし、声もややドライでタッチがコロコロして輪郭が明瞭だが、強打音ではやや音離れが悪くなる傾向がある。ソフトムードというところで好みが分かれそうだ。

オーケストラ:☆☆☆☆
ピアノ:☆☆☆☆★
弦楽器:☆☆☆☆
声楽:☆☆☆☆
コーラス:☆☆☆★
ジャズ:☆☆☆☆
ムード:☆☆☆☆
打楽器:☆☆☆★
総合評価:80
コストパフォーマンス:95

オーディオテクニカ AT-35X

瀬川冬樹

ステレオサウンド 12号(1969年9月発行)
特集・「最新カートリッジ40機種のブラインド試聴」より

 中高域が多少張り出す感じだが、耳ざわりなピークもなく、圧迫感のない滑らかな音を聴かせる。中低域は幾らかふくみ声のような丸い感じでおとなしいが、総体に明るい新野しっかりした音質で、音像が甘くならない。特に弦合奏はつややかでハーモニーが美しい。ピアノの音色も独特で、コロコロとタッチが明瞭。ロスアンヘレスの声はやや中抜けのような気がするが、ヴェルディの大合唱で男声がしっかりきれいにハモるのは、音のバランスに難点が少ないためだろう。ジャズはややおとなしく迫力に欠けるが、近接感を伴って楽しく聴ける。立夏如何がよく出るが大編成のフォルティシモでは、音が僅かに荒くなる傾向がなくてもない。しかしトレースは割合安定している。

オーケストラ:☆☆☆☆
ピアノ:☆☆☆☆☆
弦楽器:☆☆☆☆☆
声楽:☆☆☆★
コーラス:☆☆☆☆★
ジャズ:☆☆☆☆★
ムード:☆☆☆☆★
打楽器:☆☆☆☆★
総合評価:90
コストパフォーマンス:100