ピカリングのカートリッジXSV/3000、針圧計PST2、モニター・オーディオのアームリフターSTYLIFTの広告(輸入元:東志)
(ステレオ 1979年2月号掲載)
Category Archives: モニター・オーディオ
モニター・オーディオ STYLIFT
モニター・オーディオ MA5 seriesIII
菅野沖彦
ステレオ別冊「あなたのステレオ設計 ’77」(1977年夏発行)
「’77優良コンポーネントカタログ」より
モニター・オーディオはイギリスのアッセンブル・メーカーで使用ユニットは自社製ではない。この製品もウーファーはKEF製のB200という20cmスピーカーを使い、トゥイーターは、モニター・オーディオ使用にもとずくイソフォン製である。MA5は、オリジナル・II・IIIと改良を重ねられ、その都度音質が洗練されてきた。サイズは中型のブックシェルフ・システムで、聴くほどに滋味に溢れた渋い風格のあるシステムだ。
モニター・オーディオ MA3 SeriesII, MA4, MA5 SeriesII, MA7
菅野沖彦
ステレオのすべて ’77(1976年11月発行)
「海外スピーカーをシリーズで聴く」より
シリーズとしての一貫性はよい。バランスのとり方の上手なメーカーだけに、どれを聴いても帯域バランス、高域の味つけなどが巧みになされていて、効果的な鳴り方をする。最上機のMA3が質的にもっとも高く、どんなプログラム・ソースにも破綻のない再生音が得られる。最も小型のMA7は小じんまりまとまった雰囲気の再現が得られ効果的。中間機種が中途半端で、色づけが濃く楽器の音に固有のスピーカー自体の音色が結びついてくる。
モニター・オーディオ MA3 SeriesII, MA4, MA5 SeriesII, MA7
瀬川冬樹
ステレオのすべて ’77(1976年11月発行)
「海外スピーカーをシリーズで聴く」より
なじみの薄い新ブランドだが、フランスやカナダで評価がよいことを以前から耳にしていた。MA7、5、4、3と、いずれの機種にも共通した一種独特の中〜高域のツヤを持っていて、シリーズ製品としての一貫性を持たせてあることはわかる。MA3のシリーズIIでない方の製品を一年前に聴いたときは、もう少しキリッと引締った好ましい音と感じたが、今日のは外観からもトゥイーターが変わっていて、前の製品より音をゆるめてあると感じた。
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