ニッコーのパワーアンプM205Wの広告
(オーディオアクセサリー 21号掲載)
Category Archives: ニッコー
ニッコー M-205W
ニッコー R-5000
岩崎千明
ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より
輸出に精を出していたキャリアが抜群のコストパフォーマンスを引き出して、豪華な風格と、内容の豊富さとをうまく製品に満たした点、国産レシーバーのひとつの傑作。
ニッコー R-2000, TRM-300, FAM-300
ニッコー R-2000, TRM-300, FAM-300
ニッコー TRM-300, FAM-300
ニッコー TRM1200, FAM1200
ニッコー FAM-1200
瀬川冬樹
ステレオサウンド 18号(1971年3月発行)
特集・「FMチューナー最新33機種のテストリポート」より
FAM14の方は、いろいろとユニークな仕掛けで楽しませてくれたが、こちらは概観も使用もずっとオーソドックスな作りかたをしている。ブラックフェースのダイアル面はかなり拾いが、ダイアルスケールの実効長は14センチとこのクラスではやや短かい。FMの目盛は等間隔。書体や配列も適当である。指針は照明されないがシルエットは割合に読みとりやすい。AM/FMの切換にともなって、必要なバンドだけが照明される点も合理的。二個並んだメーター窓は明るく、指針も明快である。ヘッドフォン・ジャック及びレベル切換スイッチが設けられている点もFAM14と同様。
ただ、FAM14でも指摘したように、このメーカーの考え方はユニークだが、本機の場合でも、チューニング・メーターの針のふれの方向がダイアル指針の動きと逆の方向に動いてしまうとか、パネルのふちの切断面の仕上げが粗く手ざわりがやふ危険だとか、こまかな処理や仕上げにややこなれきっていない点が散見される。あらゆる意味で製品をリファインすることが望まれる。しかし音質そのものは中高域にのびのびと明るい張りがあって、明快な音はなかなかみごとだった。
ニッコー FAM-14
瀬川冬樹
ステレオサウンド 18号(1971年3月発行)
特集・「FMチューナー最新33機種のテストリポート」より
一風変ったデザインで割合小柄にまとめられたユニークな、なかなか楽しいチューナーである。
たとえば左下ピアノ・キイ・タイプのスイッチのわきにヘッドフォンのジャックがあり、背面パネルの半固定ボリュームによって、最適音量をあらかじめセットしたうえで、フロントパネルのキイ・スイッチによって、さらに高・低二段の音量にセットできる。しかも音量の変化にともなって、ダイアル面の照明の明るさも二段に変化する。
しかし、ダイアルスケールの実効長が約20センチと、このクラスとしては短かいことや、文字の書体や配列や色の選び方にやや稚拙さが感じられること、また、照明ムラがかなり目立ってところどころ、文字の明るさが違うなど、この価格の製品としての仕上げにキメの粗さが多少感じられる。さらに、このユニークなデザインの意匠をさらに生かすには、パネルの仕上げやツマミ、スイッチ類の感触に至るまで、もう一歩練り上げる必要があるのではないかと感じられた。
ちょっとおとなしすぎると思われるくらい、きれいにまとめてある。
ニッコー TRM-1200
ニッコー STA-501
ニッコー STA-701
ニッコー TRM-120
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
音質の点では最も良好。素直でクセの無いオーソドックスな、まともなアンプの音であった。ローレベルでも、音が繊細で抜けが良いし、ハイレベルでも安定によく音が延びてゆく。パワーにも十分のゆとりが感じられてこのクラスでは最も安心できる音質。
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