井上卓也
ステレオサウンド 41号(1976年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
パネルサイズは、一連の新製品と共通なラックマウントサイズの横幅と、77系より一段寸法が小さい高さになっている。リアパネル両側は、端子類やコードを保護するために一段飛出した保護ガードになっている。FMフロントエンドは、高周波増幅1段、4連バリコン使用であり、中間周波増幅段は帯域が2段に切り替わる。検波段はクォドラチュア方式、MPX分は、パイロット信号オートキャンセラー内蔵PLL・ダブルバランスNFB方式である。なお、レベルチェック用440Hz50%変調の発振器が内蔵されており、エアチェック時の録音レベルが設定できる。
関連製品として、ラックサイズの4トラックオープンリールデッキRT701、カセットデッキCT97、キャスター付オーディオラックJA−R1Sがある。
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