スレッショルド FET two + S/500

菅野沖彦

ステレオサウンド 65号(1982年12月発行)
特集・「高級コントロールアンプVSパワーアンプ72通りの相性テスト」より

 同じスレッショルドの製品だが、パワーアンプがこのS/500になると、S/300のときに気になった品位の低さがなくなる。マーラーの重厚で、しなやかなテクスチュアをもった響きが余裕あるスケールの大きさで迫ってくる。ヴォーカルの肉声部もより自然で、歌唱に毅然とした姿勢と風格が加わり、いかにもフィッシャー=ディスカウらしくなる。ジャズでは華美な響きが抑えられ、その分、押しのきいた充実した音で表現力が増してくる。

Leave a Comment


NOTE - You can use these HTML tags and attributes:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください