オンキョーのプリメインアンプIntegra 701、Integra 712、Integra 713、Integra 714。パワーアンプIntegra 613の広告
(スイングジャーナル 1969年9月号掲載)
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オンキョー Integra 701, Integra 712, Integra 713, Integra 714, Integra 613
オンキョー MC1500
オンキョー MC1500
オンキョー MC1500
オンキョー MC2200
オンキョー F-500
菅野沖彦
ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より
ベルリン・フィルが明るく軽くなり過ぎる。中低域の繋がりに、やや不連続感があり、高域に一種の響きが感じられるが、全体のまとめは美しく均整がとれている。ジャズでは、ベースの上音がやせ気味で、解像力をもう一つ要求したい気がするし、力量感が不足する。しかし、声楽の明るい抜けや、ムード音楽の甘美な雰囲気はなかなか魅力がある。深刻型の音を求める向きには不適当だが、明るいムード派にはよくまとまった好ましいシステム。
オンキョー F-500
瀬川冬樹
ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴 純粋聴感で選ぶベストシステム」より
前項(No.26)の製品と一脈通じる点がいくつか見受けられる。たとえば音のつながりがよい点、やわらかな音の印象、絞り込んでも音像がぼけない、そして、あらゆるソースに対して適応するクセの無い(おそらく物理特性も良い)音質、特選機種の中では最もローコストらしいが、このスピーカーだったら、逆にアンプやプレイアーの方で、少々おごってやりたい感じである。というよりも、普及型といったアンプでは、こういうスピーカーはかえって取り柄のないつまらない音になりやすいからだ。むろん他のスピーカーにもあてはまることだが……。
テスト番号No.33[特選]
オンキョー E-83A
菅野沖彦
ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より
あらゆるプログラム・ソースにも妥当な再生音を聴かせてくれたシステムである。中域のクオリティが充実し、解像力がよいのが特長で、低域がやや厚みと弾力性に欠けるのが欠点である。したがって、ベースの音の肉づきが物足りないが、スネアードラムやタムタムの抜けのよさ、リム・ショットの立上がりなどは快調だ。弦合奏も暴れの少ないしっとりした響きが得られ、ベルリン・フィルの渋く厚い音色もよくでる。ヴォーカルもよい。
オンキョー E-83A
岩崎千明
スイングジャーナル 10月号(1968年9月発行)
「SJ選定〈新製品〉試聴記」より
音楽の中で一番大切な音は、人間の声の範囲と同じ周波数範囲に含まれている。男の声で200サイクルから上、女の声で400サイクルから上3オクターブぐらいまでである。つまり男声の下限200サイクルから女声の上限2000サイクルぐらいまでですべての楽器の基音はここに含まれる。なぜこんなことを冒頭に述べかたというと、この辺の範囲の音が音楽再生上もっとも重要であるのだがそれを本当に認識しているようなスピーカーが、それほど多くはないという点にある。
最近高級スピーカー・システムはマルチ・スピーカーが常識である。スピーカーの数を増せばそれだけ良くなるとは限らないが、低音専用、高音専用とわけることにより、音の上限と下限は広がることは確かであるし、また低音の影響をかぶって高音が荒れることもなくなる。そしてもっとも大切なことは、ステレオ用として、指向性つまり音のひろがりはきわめて重要なファクターだが高音を小型の専用スピーカーに受けもたせることにより音の前面へのひろがりは必ず改善される。
しかし、ここで問題がある。〝低音用と高音用との境目をどこにおくか〟という点と〝低音用としてその設計の重点をどこにおくか〟というかねあいについてである。
低音用は文字通り低音用として設計し、今日では、中音をよく出そうとするよりも、いかに低音まで出し得るかという点を重視する結果、振動部コーンの重量を増す傾向にある。それが低音域をのばすもっとも容易な近道だからである。
そして、その結果、音量の変化の激しい、アタックの強いパルス音の多い中音再生能力は少々おろそかにされている。つまり市場にもっとも多い2ウェイ・スピーカー・システムでは高音用と低音用の境目クロスオーバーは2000〜3000サイクルにあり、2000サイクル以下の重要な中音はコーン紙の重い低音用で受け持つという問題をかかえている。激しいアタックのある変化に富んだあらゆる楽器の音を、重いコーン紙の低音用が正しく再生することが可能であろうか。できるだけ軽いコーン紙の方が毎秒1000回にも達するパルシブな音を再生するの適していることは一目瞭然であろう。
さて、大切な中音を独立させ、軽いコーンの専用スピーカーに受け持たせた3ウェイが最近クローズ・アップされているが、多くの場合、中音用としてコーン型が超高価格を除き一般的のようである。
さて、大阪音響の3ウェイ83Aを聞いたとき、このスピーカー・システムの中音の輝かしさとずばぬけた切れのよさにびっくりしたものだ。しかも、その音がホーン型中音用から出ていたのを、前面サランを除いて知ったとき改めて驚歎した。中音ホーンによくありがちな、ホーン臭い音が全然感じられないばかりか、そのみるからに小さいショート・ホーンからの音が700サイクルという低い所からごく高い範囲までカバーしていることを知らされて、もう一度驚いた。
考えてみればオンキョーはハイ・ファイ初期からのスピーカー専門メーカーだ。今までに何回となく画期的なスピーカーを作ってきたが、どういうものかマニアの注目をひくに至らなかった。しかし、この中音用には、オンキョーの永く積み重ねられた技術の裏付けがあったのだ。
そしてこの中音ホーンこそオンキョーのハイ・ファイ・スピーカー界における立場を確固たるものにするに違いないと感じた。83Aシステムの成功が、これをひとつ実現したことになる。30センチ低音用と広指向性のスーパー・ツィーターの3ウェイで価格が5万円に満たないことを知ってまた驚いたのである。
オンキョー MAC-2000, MAC-2200
オンキョー ST-880D
オンキョー ST-88
オンキョー ST-880
オンキョー ST-880
オンキョー HS-304
オンキョー ST-890
オンキョー STA-201
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
試作品のためか誘導ハムがあったので、弱音の再生についてはよくわからなかったが、音の延びは仲々良く、音質の傾向はビクターAST140Tなどのオーソドックスな系統で悪くなさそう。トーン・コントロールの上昇・下降点が切換えられるのは総合アンプでは唯一のものだけれどターンオーバー周波数のとりかたには、もう少し検討の余地がありそうだ。デザインも斬新さを狙ったのかもしれないが十分にこなれていない。
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