トリオのレシーバーTW200の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)
Category Archives: レシーバー/カシーバー - Page 9
トリオ TW-200
サンスイ SAX-270
ソニー STR-6060
サンスイ SAX-500
サンスイ SAX-270
サンスイ AU-111, AU-777, CA-303, BA-202, BA-303, SAX-270, SAX-500, SAX-600, SAX-700, CD-3
ニッコー STA-501
ティアック LS-260, LS-300, AS-60
サンスイ SAX-270, SAX-500
ソニー STR-6060
サンスイ SAX-400, SAX-700
トリオ TW-510, TW-880, TW-1300
サンスイ SAX-600
ニッコー STA-701
サンスイ AU-111, AU-777, SAX-400, SAX-600, SAX-700, TU-70
フィッシャー 700T
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
さすがに手馴れたもので欠点は無いが、輸入して24万円強という価格では、これでなくてはという魅力に乏しい。
オンキョー STA-201
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
試作品のためか誘導ハムがあったので、弱音の再生についてはよくわからなかったが、音の延びは仲々良く、音質の傾向はビクターAST140Tなどのオーソドックスな系統で悪くなさそう。トーン・コントロールの上昇・下降点が切換えられるのは総合アンプでは唯一のものだけれどターンオーバー周波数のとりかたには、もう少し検討の余地がありそうだ。デザインも斬新さを狙ったのかもしれないが十分にこなれていない。
サンスイ SAX-700
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
TW880、SX100TAの中間的な音質。出力や機能の割には柄が大きいという印象が先に立って、同価格のSX100TAにくらべて損をしている。保護回路の利きが良すぎて、ちょっとしたショックで動作してしまうのは少し神経質すぎるようだ。
パイオニア SX-100TA
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
特に色づけのない、フラットでバランスの良い音質。SX30Tによく似た音色で、おとなしいがもう少しツヤっぽさがあってもいいのではないかと感じた。しかし大出力アンプを小柄なケースにうまく収めた全体のまとめかたはたいへん好ましい。SN良好。
トリオ TW-880
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
TW510の音からみると多少強調感があって、クラシックよりはポピュラーものに向くという印象であった。弱音で音が汚れる感じも高級アンプらしくない。パワーアンプというメリット以外にはTW510の方をおすすめしたい。
ビクター AST-140T
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
このアンプは弱音の表現がたいへん素晴らしかった。音の抜けがさわやかでみずみずしく音に何ともいえない温かさがあってしかもツヤっぽい。TRアンプとしてはスピーカーをあまり選ばない方で、どんなタイプのスピーカーをつないでもそれぞれの良いキャラクターを生かしてよく鳴らすアンプ、という感じであった。同じ5万円台の山水SAX600やトリオTW510とともに、アンプの音質としては最も素直で色付けの無いオーソドックスなゆきかたでこのクラスになると、最高水準のアンプとの音質の差はごくわずかなものだといえる。
トリオ TW-510
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
SAX600に非常に似た音なのにおどろいた。こちらはトランジスター、向うは三極管である。良くできたアンプには、球と石の差はもうほとんど無い。パワーも割合に大きい方だから、ARタイプのようなスピーカーには有利だろう。しかしコーン型スピーカーの場合に、いくらか抑えられた音になり、のびのびした感じが損なわれるのは、他のTRアンプにも共通の特性だった。周波数特性がフラットによくのびている。
サンスイ SAX-600
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
5万円台唯一の管球式だがそれだからではなく、音質の良さの点から第一に推賞したい。出力は大きい方ではないが、音の伸びが実によく、充実して安定感がある。何よりも、中域の温かな、透明緻密な音が印象的だった。コーン型のスピーカーでは特にその長所が発揮された。
サンスイ SAX-400
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
SAX600と比較して、音のバランスのとりかたには共通のポイントが聴きとれたが、600の透明で緻密な音からみると多少キメが荒いように感じられた。声が太くなるような傾向があるのは、イコライゼイションのわずかなちがいなのかもしれない。また能率の低いスピーカー(AR3やパイオニアCS3)を接続すると多少パワー不足を感じる。どうもトランジスター・アンプは管球式の3倍以上のパワーが必要らしい。
パイオニア SX-30T
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
SX304Bからくらべると、音のバランスがずっと良くなっているし、気になる音のクセも無く、5千円高いだけのことは十分にあると感じた。特に、トランジスターということをさとさらに意識したものか、高域をやわらげて聴きよい音にまとめてある。ただ、トランジスターアンプとしてはパワーが少ない方だから、能率の良いスピーカーを組み合わせないと、腰の弱いのっぺりした音になりすいので注意がいる。
最近のコメント