菅野沖彦
’81世界の最新セパレートアンプ総テスト(ステレオサウンド特別増刊・1981年夏発行)
「’81世界の最新セパレートアンプ総テスト」より
中味については別稿で詳しい通り、優れたプリアンプである。しかし、かつの銘器SG520を想い出さずとも、この製品はJBLらしからぬ不出来なデザインだと思う。ゴムのつまみを使うなど、こってはいるが、決して美しくはないし、プレシジョンなイメージがない。むしろ、汚らしいという感じさえある。デザイン感覚だけではなく、作りの質の低下は往年に比して著しいものがあり、日本製への対抗力が疑わしい。
音質の絶対評価:9
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