トリオのスピーカーシステムKL3060、レシーバーKR-3130、アナログプレーヤーKP3021、オープンリールデッキKW4066の広告
(スイングジャーナル 1971年3月号掲載)
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トリオ KL-3060
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on 1970年9月15日
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瀬川冬樹
ステレオサウンド 16号(1970年9月発行)
特集・「スピーカーシステム最新53機種の試聴テスト」より
トリオのスピーカーは、新しいKLシリーズになってから、ガラリと音が変った。総体に中高域に独特のツヤが出て、音のバランス、音域間のつながりなどに欠点が少なくなかった。
低音域は、たとえばオルガンやバス・ドラムのようなファンダメンタルの低い音域でも、一応不満を感じない程度には再生する(今回のテストでは、これ以前のローコスト・グループから、この点でははっきり一線を画した)。中低域はなめらかで美しいが、もう少し厚みが出ればなお良い。中高域はやや冷たい。高域は特別にワイドレンジではないが、一応不足はない。音の品位という点ではもうひと息というところだが、価格の安さを考慮に入れれば、なかなかうまい製品といえよう。ただ、前面サランネットの色は暗くて頂きかねる。
採点表
大編成:★★★
小編成:★★★
独奏:★★★
声楽:★★★
音の品位:★★★
音のバランス:★★★
音域の広さ:★★★
能率:★★
デザイン:★★
コストパフォーマンス:★★★
(準推薦)
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