瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
TA1120Aは国産のプリメインの中では文句なしに最高の性能。ただタンノイやアルテックのようなスピーカーでは、なぜか音に闊達さが失われてお面白く聴けない。弦やチェンバロが硬く平面的になる傾向があった。マッキントッシュ5100やJBL600もこれに似た傾向があるのは、トランジスターの限界だろうか。TA1080の方は今や少々魅力に欠ける。
瀬川冬樹
ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より
TA1120Aは国産のプリメインの中では文句なしに最高の性能。ただタンノイやアルテックのようなスピーカーでは、なぜか音に闊達さが失われてお面白く聴けない。弦やチェンバロが硬く平面的になる傾向があった。マッキントッシュ5100やJBL600もこれに似た傾向があるのは、トランジスターの限界だろうか。TA1080の方は今や少々魅力に欠ける。
岩崎千明
ステレオサウンド 2号(1967年3月発行)
「プレーヤー・システム・パーツガイド」より
トランジスタによる電子制御ということで、デビュー当時の昨年後半大いに目を引いたが、その肝心のサーボ回路のトラブルが重なって、トルクが少ないとか、遅いとか一時やや悪評を買ったこの製品も、今や本来の高性能を発揮するように内部的にも改められたとみられる。米国で単体として最高価格の製品のひとつで、高く評価され、国内マニアにも愛用者は少なくない。
岩崎千明
ステレオサウンド 2号(1967年3月発行)
「プレーヤー・システム・パーツガイド」より
国産市販アーム中、最高価格のアームだが、その価格だけの諸特性と精巧でユニークなアクセサリーが魅力だ。超軽針圧用ながら、ガッチリした機構と、工作、そして十分吟味された材料と仕上げの良さがよく溶け合って、理想的ともいえる優れたアームを形づくっている。オートリフトや独特のインサイド・フォース打消し機構、レコード直径を選ぶクリックストッパーなどが楽しい。
岩崎千明
ステレオサウンド 2号(1967年3月発行)
「プレーヤー・システム・パーツガイド」より
ESシリーズのカートリッジとしてユニークな機構と使いやすさと保守の優れたMC型を採用している。大よその機構はサテンのMC型とよく似ており、音色も近い。針先交換の容易な点からも一般マニア向けだ。
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