ラックスのプリメインアンプL5、L10、L309X、5L15、LX38、パワーアンプMQ68Cの広告
(ステレオ 1979年2月号掲載)
Category Archives: 国内ブランド - Page 58
スタックス SR-Σ, SRM-1
アントレー EC-10, EC-1, ET-100
YL音響 DS-7000
Lo-D HS-50, HCC-50, HMA-50
パイオニア S-140, S-180
パイオニア A-8800X, F-8800X
ヤマハ YP-D71
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
YP−D7を大幅にグレイドアップした新製品である。クォーツロックPLLサーボ方式、高トルク・コアレスモーター、4点ピボット完全ジンバル支持高感度アーム、重量ラミネート構造ソリッドボード黒檀仕上げのプレーヤーベース、非接触光電流検出方式オートアップ機構、NEGLEX2重円筒シールドケーブルなどの特徴をもつ。性能を重点的に追求したセミオート機である。
トリオ KA-9900
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
ハイスピード化をポリシーとするトリオ最高級のプリメインアンプである。ライズタイム0・8μS、スルーレート±230V/μSの驚異的性能とストレートDCスイッチ、多段切替のラウドネス、MCヘッドアンプなどフル機能を備える。中域がソリッドで充実しパワフルでスケールの大きなダイナミックな音である。
トリオ KA-8300
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
ハイスピード、ストレートDCなどのトリオ最新の技術を活かし、MCヘッドアンプを装備したハイスピードシリーズアンプの新製品である。初段超低雑音FET使用のDC構成イコライザ㈵、利得0dBの位相反転をしないトーンコントロール、それに高利得型DCパワーアンプの3ブロック構成を採用し、AUX、TAPE入力からスピーカー出力端子までを完全にDC化できるストレートDCスイッチを傭えるのが特長である。この目的のために0dB利得のトーンコントロールが意味をもつことになる。なお電源はダイナミッククロストーク追放の左右独立型。
デンオン PMA-850/II
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
全段に独自の対称型プッシュプル回路を採用した特長のあるPMA850が、MCヘッドアンプとEBTパラレル接続のDCパワーアンプ部に22W+22WのA級動作と100W+100WのB級動作の切替機能を加えてMKIIに発展した。
機能面では、PMA700以来のイコライザー出力を直接パワーアンプに送り込むダイレクトカップルスイッチの他に、機械的中点で完全にディフィートとなるトーンコントロール、主回路に任意に挿入可能なフィルター回路、REC・OUT切替などを備える。
PMA850IIは、音色が明るく響きの美しい柔かさと、充分なスケール感が両立した安定した音である。音場感的な拡がり定位もナチュラルで、かなり遠近感をスッキリと見せるタイプだ。
フィデリティ・リサーチ FR-66S
菅野沖彦
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「第1回ステート・オブ・ジ・アート賞に輝くコンポーネント49機種紹介」より
フィデリティ・リサーチ社は、カートリッジ、トーンアームの専業メーカーで、このところFR7やFR66Sといった意欲的な製品を次々に発表している会社である。
このFR66Sは、同社のトップエンドのトーンアームで価格が12万円という、かなり高価な製品ではあるが、その価格にふさわしい風格と性能は立派に備えていると思う。ダイナミックバランス型の針圧印加方式によるトーンアームだが、これは先に発表されたFR64Sのロングバージョンといえる製品である。このダイナミックバランス型は、いままでその良さは知られていながら、なかなか安定した性能を発揮してくれる製品が少なかったのが現実であった。それは何に起因していたのかといえば、ひとえにスプリングによる針圧印加の不安定さにあったわけである。つまり、カートリッジを装着した状態でアームの水平バランスをとったのち、針圧分だけスプリングのフォースによって針圧を印加するダイナミックバランス型では、そのスプリングの性能がトーンアーム全体の性能を左右することになるのである。レコードには必ずソリがあり、カートリッジもハイコンプライアンス化されている現在の使用条件からすれば、そのレコードのリリに対してバーチカル方向に相当のラチチュードをもって動いてしまうことになる。本来ならばトーンアームは、レコードのソリに対しても針圧は一定に印加されつづけてくれなければ困るわけで、重くなったり軽くなったりしたのでは肝心のカートリッジのスタイラスの運動を阻害してしまうことになるのである。また、針圧の印加する場合も、1g、1・5g 2gとリニアに針圧がかけられないと困ることになる。さらに、スプリングの経時変化も極力少なくしなければならない。これらの諸々の条件が満たされなければ、安定した性能をもつダイナミックバランス型のトーンアームにはなり得ないのである。
このような不安定要素をとり除いたダイナミックバランス型トーンアームとして発表されたのがFR64Sであり、このFR66Sなのである。その重要なパートであるスプリングには、ベリリウムカッパーという、時計のムーブメントに使われるようなきわめて精巧なスプリングを内蔵し、リニアリティのいい高性能なダイナミックバランス型トーンアームを実現させたのである。
また、FR66Sは全長382・5mm、実効長307mmというロングタイプのトーンアームであり、ショートタイプに比べていくつかのメリットをもっている。つまり、実効長が長くなればそれだけ、水平回転軸を中心とした針先の描く円弧が直線に近くなり、トラッキングエラーが少なくなって、位相ズレや歪などの点で有利になるのである。そして、オフセット角も小さくでき、パイプの曲げ角も少なくてすむので、パイプの曲げやねじれなどに対する強度を向上させられるのだ。
もう一つの特徴は、トーンアームにとって最も大事な部分に強度をもたせるために、主要部分にステンレス材を採用していることである。ステンレスはご承知のように大変硬い金属で、それだけに加工もむずかしいわけだが、それをあえて採用したところに、FRのトーンアームに対する姿勢が伺えるのである。ステンレス材の採用により、トーンアームの耐振動強度を高め、無共振化の方向を一歩進めたことは、トーンアームにとって一つのメリットであり、しかもここまで工作精度の高い仕上げの製品を実現させたことは、同社のもつメカニズムに対する、機械加工に対する執念の一つの結晶だともいえよう。
同社は創立以来、カートリッジ、トーンアームの分野において、こつこつと緻密に高級なメカニズムをつくりあげてきた。その異常ともいえる情熱と執念で、ビス一本に至るまで非常にメカニカルな精度を要求し、機械加工を徹底的に追求してきた専門メーカーである。そういう点からいって、そのメーカーのトップモデルであるFR66Sが〝ステート・オブ・ジ・アート〟に選ばれたことは、やはり同社の製品づくりの姿勢が高く評価されたものとみてよいだろう。
デンオン PMA-630
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
イコライザー段と高利得パワーアンプの2段構成とし、質的、量的な両立を単純化により達成した高出力型の新製品だ。各段は全段対称型プッシュプル構成でPMA850II系の安定したスケール感豊かな、このクラスのアンプとしてはクォリティの高さが目立つ立派な音をもつ。
ヤマハ CA-S1, CA-R11
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
CA−S1は、価格的には、かつてのCA1000の位置を受け継いだヤマハの新しいプリメインアンプである。4石構成のMCヘッドアンプを除く、イコライザー、トーン、パワーの各アンプはFET差動入力のDC構成で全て0・005%以下の低歪率を誇り、実装時に各コントロールを操作しても特性の変わらない動的にも静的にも追求された回路構成をもつ。
機能面では、セパレート型アンプのC4で開発されたターンオーバー連続可変型トーンコントロール、同じく、B4のR0コントロールを初めてプリメインアンプに導入したのが目立った特長である。
シリーズ製品として連続可変ターンオーバーを省き、出力を70W+70WとしたCA−R11が同時に発売された。
CA−S1は、基本的にはやや硬質な音をもつが、音の粒子が充分に磨き込まれ、エネルギー感があるために、プログラムソースに幅広く対応し、余裕のある落ち着いた穏やかな音を聴かせる。
オーディオテクニカ AT-1501III
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
当初は民生用の発売を考えず、放送業務用として企画、開発きれたAT1500シリーズは、NHKをはじめ民放各社で採用されて以来民生用にも発売され、既に十数年の超ロングセラーを誇っている。今回3度めの改良を受け、より一段と一般的な使用にマッチしたMKIIIに改良された。主な改良点は㈰コレットチャック型ヘッドコネクター ㈪加圧リングに固定ネジの新設 ㈫着脱式SME型インサイドフォースキャンセラー ㈬アーム高さ固定にレバーと連動する黄銅製偏芯ローラーが真円でなくローラーとあわせて3面でシャフトを支えるローラーチャツキング型タイトロック方式のBTS型3点取付けのアームベース ㈭カウンターウェイトの大径化 ㈮リアアームと軸受部間に大型ゴムダンパーを介した質量分離型の採用 ㈯センターシャフトの直径を増し水平方向のベアリングを大型化し耐久性の向上を計った点 ㉀出力コードの抜け止めリング新設 ㈷アームパイプ内側にテフロン被覆の純銀線を平行配線しクロストーク、ストレイキャパシティを減少 ㉂アルミブロック削り出し防振材付の純銀リッツ線をリード線とするLT12ヘッドシェルを標準装備としたことである。
ソニー TA-F80
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
信号系をL字型の流れとするために、入力端子をフロントパネル右側に、スピーカー端子をフロントパネル側から見て左側のリアパネルに配置したユニークなレイアウトを採用したソニーのプリメインアンプのトップモデルである。
構成は、LECを並列接続した超LECトランジスター使用の差動増幅とICを組み合わせ40?と3?切替スイッチ付のMCヘッドアンプ、サブソニックフィルター付イコライザーアンプ、バイパス可能なCR型トーンコントロール、パワーアンプの放熱用に新開発ヒートパイプを使いパワートランジスターのレイアウトを信号の流れと一直線上に置くことを可能としたDC構成の120W+120Wの出力をもつパワーアンプである。電源部は、ソニーのパルスロック方式だ。
構造面の特長は、コントロールアンプとパワーアンプを完全に分離したセパレート設計で、パワーアンプの大電流によるコントロールアンプ部への干渉は極めて少ない。機能面では、カートリッジの負荷をCはスイッチ切替とし、Rは連続可変とした点や、左右独立型で0・01W〜130Wを20ステップで表示するLED使用のパワーインジケーター、独立2系統のTAPE・COPYスイッチなどがある。
SAEC WE-506/30
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
トーンアームの軸受方式に独特なダブルナイフエッジを採用したサエタWE308は登場以来プレーヤーシステムの重要性を認識する高度なオーディオファンに注目され、その性能の高さが認められていた。以来、WE308NEW、308Lと細部の改良を受け、新素材の導入やメカニカルイコライザーの採用、精度の向上を基盤にWE308SXと完成度を高めているが、今回モデルナンバーを変えて商品化されたWE506/30は、同社初の有効長295mmのロングタイプアームだ。
開発にあたっては業務用としても充分の性能、信頼度、安定度を満足させるために軸受まわりをいかに完壁とするかに重点が置かれたとのことで、従来の製品では細かい部品の組合せであった部分を鋼の削り出しにより一体成形とした点に特長がある。アームパイプは、フランス航空技術が生んだ特殊軽合金を採用し、軸受部との結合は内外4重支持式とし、剛性は非常に高く、トーンアームをリジッドに構成させるポリシーを一段と強く実現している。軸受部分は硬鋼材ブロック削り出し凹型ホルダー、ルビー軸受採用のコンシールド・ダブルナイフエッジ方式で、垂直、水平初動感度は5mgである。低域共振制動のメカニカルイコライザー、インサイドフォースキャンセラーと関連動作をしレコード内周ほど針圧を増加させる自動針圧微増機構、カートリッジ自重直読式ラテラルバランサー、新素材アルミナ使用のヘッドシェルの他に、出力コードが使用カートリッジにより3種類用意され、別売となっているのも特長である。重量のある剛性の高いプレーヤーベースに取付けて使用すべきトーンアームだ。
マランツ Pm-8
井上卓也
ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より
最高級プリメインアンプは、セパレート型のコントロールアンプとパワーアンプを一体化して開発するというマランツの伝統的な手法を現時点で実施した新しいプリメインアンプである。基本構成は、同時発売のコントロールアンプSc7をパネル側に、パワーアンプSm7をその後に配置したといえるレイアウトを採用しているため、奥行きが437mmと長いという外形寸法にもそれがあらわれている。パネル面のレイアウト、機能は、コントロールアンプSc7と同等で、特長的なサブパネルをもつ。パワーは150W+150Wの高出力をもち、電源部は2次巻線で左右チャンネルを分離する左右独立型で15、000μF×4の電解コンデンサー使用だ。
Pm8の音は、聴感上でのfレンジでは、Sc7とSm7の組合せよりワイドレンジ感は減るが、反面において、中域のエネルギー感が充実した、よりハイデンシティ型のプリメインアンプならではの充分にコントロールされたものだ。高出力タイプの魅力で小音量時にも余裕たっぶりの音が聴けるのが特長。














最近のコメント