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アイワ TP-1012

アイワのオープンリールデッキTP1012の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

TP1012

ソニー TC-560D

ソニーのオープンリールデッキTC560Dの広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

TC560

オンキョー ST-88

オンキョーのシステムコンポーネントST88の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

ST88

ラックス SQ78

ラックスのプリメインアンプSQ78の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

SQ78

サンスイ SP-30

サンスイのスピーカーシステムSP30の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

SP30

ソニー High-FiDELITY

ソニーのオープンリールテープHigh-FiDELITYの広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

SONY_tape

ナショナル SC-660

ナショナルのシステムコンポーネントSC660の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

SC660

サンスイ SAX-270

サンスイのレシーバーSAX270の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

SAX270

パイオニア S-65X

パイオニアのシステムコンポーネントS65Xの広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

S65X

トリオ MT-55

トリオのシステムコンポーネントMT55の広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

MT55

サテン M-11/E

サテンのカートリッジM11/Eの広告
(スイングジャーナル 1968年3月号掲載)

M-11E

アカイ X-1800SD, X-150D, 3000D, M-9

アカイのオープンリールデッキX1800SD、X150D、3000D、M9の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

X1800

トリオ MT-15

トリオのシステムコンポーネントMT15の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

MT15

ティアック LS-260, LS-300

ティアックのスピーカーシステムLS260、LS300の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

Teac_LS300

パイオニア CS-7

パイオニアのスピーカーシステムCS7の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

CS7

グレース F-8L

岩崎千明

スイングジャーナル 2月号(1968年1月発行)
「ベスト・セラー診断」より

 おそらくカートリッジの分野では今や世界のトップメイカーといえる米国シュア社が、最高級品の新型カートリッジV15タイプIIを発表したのは昨春であった。
 すでに、それまでの製品V15でさえ、多くの高級オーディオ・マニアや音楽ファンから、これ以上は考えられないほどの称賛の辞を贈られていた。いわく「音が透明」、いわく「立あがりの音の良さが抜群」、いわく「豊かな音楽性、しかもシャープな音の分解能」……。しかし、その評価の中には、アバタもエクボ式な賛辞もなくはない。国内で求めることができるカートリッジの中で、おそらく最高価格であったことが、そのあやまちをおかさせたのであろう。
 そしてタイプIIが、67年春に突如28、000円と、さらに高価格で発表された。今までの評価の言葉は、今度こそ本当であった。今までのV15をほめちぎっていた方の中に、新型に対しての称賛の言葉をついに探しえなかった人も少なくはない。しかしその人でさえ、V15タイプIIを愛用しはじめたのであった。
 しかし、このタイプIIを初めて見たとき、その基本的な態度に、すでに発表済みの国産の高級カートリッジと酷似している点をいくつか見出してがくぜんとしたのであった。音質的にも似ているその国産カートリッジが、「グレースF8」(¥12、500)である。シュア・タイプIIがとり入れたと思われる点を列記してみよう。
 ①カンチ・レバーの形状
 ②カンチ・レバーの垂直に対する角度(21度)
 ③コイル・アセンブリーの傾斜と形状
 さらに興味深いのは、シュア社がタイプIIの発表に際してのメッセージは、「カートリッジはどうあらねばならないか」という問題点をコンピューターで解答した内容である。
 グレースがNHK技研の共同開発を始めるに当って提出したレポートの、その箇条書と順序こそ違え、内容はほとんどそっくりであるといえる点である。
 それを要約すると、次の2点である。性能の安定性ととりあつかいやすさ。そしてトレース特性とクロストーク特性。しかも特筆できるのはグレースのF8の発表は’66年秋のオーディオ・フェアであり、シュアV15タイプIIの突然の発表に先だつことなんと8か月前である点だ。タイプIIとF8Lは発売期日こそほとんど同じだが、その狙っていた線がまったく同じであったのは、注目に値しよう。
 多くは語る必要がない。そのF8の優秀性と狙いの正しいことは、何よりもまずその売れ行きが示そう。
 従来コイル型がマグネット型にすぐれると言われていた高級カートリッジの常識は、こうしてグレースとシュアの新型によって崩れ去り、F8は国内カートリッジ中のベストセラーにのし上ったことは、誰もが認めよう。
 その優秀性の一端を示そう。クロストーク特性をながめてみればわかるように、10、000c/sを越える音域でさえ20dB(つまり1/10)を越すほどだ。クロストークの原因が、根本的にはカンチ・レバーの局部的共振であることを考えれば、これはそのまま、ずばぬけた周波特性を意味しようし、その点でもシュアのタイプIIの超高域におけるクロストークの劣化よりはるかにすぐれ、この点、まさにF8は世界的な傑作といいうるのである。そしてこの評価は、当分の間は変ることはあるまい。そしてその優秀性は、グレースの「一度出た製品は向上させよう」というそのポリシーの成果である。旧製品F7はシュアのコピーからスタートしたのであるが、F8はシュアがまねたとも言えそうだ。
 しかし、この世界的な傑作を生んだすぐれた技術を内蔵するグレースに一言注文をつけたい。ムービング・マグネット型はシュア社の特許で、世界に進出することを阻まれている。そこでマグネット型からさらに一歩進んだ、例えば、ムービング・アイアン型でもいい、グレースだけの完全なるオリジナル製品がほしいと思うのである。

アイワ TP-1012

アイワのオープンリールデッキTP1012の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

TP1012

ラックス WL313

ラックスのチューナーWL313の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

WL313

ソニー STR-6060

ソニーのレシーバーSTR6060の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

STR6060

サンスイ SAX-500

サンスイのレシーバーSAX500の広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

SAX500

サテン M-11/E

サテンのカートリッジM11/Eの広告
(スイングジャーナル 1968年2月号掲載)

M-11E

ソニー SUPER 150

ソニーのオープンリールテープSUPER150の広告
(スイングジャーナル 1968年1月号掲載)

Super150

オンキョー ST-880

オンキョーのシステムコンポーネントST880の広告
(スイングジャーナル 1968年1月号掲載)

ST880

サテン M-11/E

サテンのカートリッジM11/Eの広告
(スイングジャーナル 1968年1月号掲載)

M11E

JBL Olympus S7R, S8R, Lancer 44, Lancer 77, Lancer 101, Trimline, SA600, SG520, SE400E, SE408SE, LE15A, LE14A. 375, 075, LE85, LE175, HL91, 537-509, 1217-1290, サンスイ SP-LE8T

JBLのスピーカーシステムOlympus S7R、S8R、Lancer 44、Lancer 77、Lancer 101、Trimline、プリメインアンプSA600、コントロールアンプSG520、パワーアンプSE400E、SE408SE、ウーファーLE15A、LE14A、トゥイーター075、ドライバー375、LE85、LE175、ホーンHL91、537-509、1217-1290、サンスイのスピーカーシステムSP-LE8Tの広告(輸入元:山水電気)
(スイングジャーナル 1968年1月号掲載)

JBL