瀬川冬樹
別冊FM fan No.28(1980年12月発行)
「BBCモニター・スピーカーの系譜」より
BBCモニターとは
イギリスにBBC(BRITISH BROADCASTING CORPORATION)という世界的に有名な放送局がある。このBBCは数ある世界中の放送局の中でも、音質をよくするということでは、昔からたいへん熱心な放送局で、局内で使う放送用機材について、BBCが独自にもっている技術研究所で、いろいろと研究を続けている。
その中の一つとしてモニター・スピーカーの研究が、世界の〝知る人ぞ知る〟大変重要な研究テーマとなっている。
数ある放送局の中でも、放送局の内部で使うモニター・スピーカーについて、独自の研究をしているところというのは、まず私が知るかぎりでは、BBCのみである。あるいはBBCの研究にヒントを得た形かと思うが、日本のNHKが独自のモニター・スピーカーを使っている。またドイツの放送局でも、独自に開発したスピーカーを使ってはいるが、BBCほど組織的かつ継続的に一つのスピーカーを地道に改良している放送局はほかに知らない。
この場合のモニター・スピーカーというのは、いうまでもなく、放送局で放送プログラムを制作する過程で、あるミキシングルーム…プログラムを制作する部屋で、マイクが拾った音、あるいはテープで作っていく音を、技術者たちが聴き分け、そしてその音をたよりにして放送の質を改善していこうという、いわば、エンジニア達の耳の延長ともいえる。非常に重要な道具である。
しかし、モニター・スピーカーという言葉を、読者は、いろいろな場所で耳にすると思うが、事実いろいろなモニター・スピーカーがある。たとえばレコード会社でレコードを作るためのモニター、あるいはホールの講演会などのモニター、プログラムの制作者がその制作の途中で音をチェックするためのモニターなど、すべてモニター・スピーカーと呼ぶ。
BBCとモニター開発の歴史
このBBCのモニターに関しては、BBC放送局の厳格なモニター・スピーカーに対する基準がある。それは出来る限り〝自然な音〟であり、〝スピーカーから再生されているということをなるべく意識させない音〟これがBBCの唯一の研究テーマである。BBC放送局はこのモニター・スピーカーの研究をかなり古い時期、私が知る限り、一九五〇年代あるいはそれ以前から着手している。少なくともBBCがモニター・スピーカーを研究しようというきっかけを作った論文までさかのぼると、なんと一九四五年、昭和二十年までさかのぼることができる。
これはちょっと余談になるが、BBCで定期的に刊行している「BBCクオータリー」という本があるが、BBCのスピーカー担当の専任技術者であるショーターという人の論文が、なんと一九四五年のBBCクオータリーに載っている。一九四五年というと、日本が第二次世界大戦に敗れた年である。
やがてこのショーターがBBCのモニター・スピーカー開発のチーフに選ばれて、具体的なスピーカー作りに着手し、これを完成したのが、一九五五年。そしてこれが製品の形をとり、完全な形で発表されたのが一九五八年(昭和三十三年)で、偶然にもレコードがステレオ化された年である。
発表されたといっても、BBCの放送局の内部で使われるためのスピーカーであるため、一般市販はされなかった。またBBCは当時スピーカーを製造する設備、技術は持たなかったので、実際の製造を担当したのが、現在イギリスのKEFというブランドで知られている会社の現社長であるレイモンド・クックというエンジニアが協力して、製造を担当した。
レイモンド・クックとショーターという二人の大変優れたエンジニアをチーフにして、BBCの最初のモニター・スピーカー〝LS5/1〟というスピーカーが完成したわけである。LS5という型番がBBCのマスター・モニター、つまり主力になる一番大事なモニターの頭文字で、そこに/が入って、LS5型の改良年代にしたがって、1型、2型、3型、4型とついて、現在のLS5/8型に至っている。一九五八年から数えてもずいぶんと年月がたっている。その間BBCは絶え間なく、モニター・スピーカーの改良を続けて釆た。
BBCモニターの技術波及効果
ところでBBCモニターの開発のプロセスというのは、もうひとつ大事な面を持っていて、BBCが作ったモニター・スピーカーはもちろん市販はされないが、BBCのモニターの開発にともなってぼう大な研究が積み重ねられ、その研究の資料が大変豊富に揃っている。これをBBCは、日本でいえばNHKによく似た半官半民のような公共的な性格を持っているために、BBCのモニター・スピーカーに関する研究資料は一般に広く公開されるかそしてイギリスの各オーディオ・メーカー、中でもスピーカー専門メーカーが、このBBCのモニター研究を大いに参考にしていて、現在の新しいイギリスのスピーカーの一連のグループは、ほとんどこのBBCモニターの資料を参考にして作られているといっても過言ではない。
その例として述べたKEFという会社がレイモンド・クックを旗頭として一九七三年になって、モデル104というブックシェルフスピーカーを開発した。これは今から七年前の当時のスピーカーとしては、すばらしく画期的な特性を待ったスピーカーだった。現在聴き直してみても、実にすばらしい音を聴かせてくれる。この104の出現を皮切りにイギリス国内で作られるスピーカーが少しずつ、大変完成度の高い製品となってきた。
KEFとスペンドール
読者諸兄ご存じの、あるいは名前は聞いたことは無いまでも、オーディオ専門店にいって、見ることのできる英国スピーカーを列挙してみると、スベンドールBCII、それからよく似た形のロジャースPM210、ハーベスのモニターHL、こういった中型のとても手頃なサイズのスピーカーは、だいたいKEF104とほぼ似たような大きさで、多少、間口と奥行きが異なるが、この四種類のスピーカーは、ひとつのグループをなしている。これらのスピーカーはすべてBBCモニターから派生したといってよい。KEF104はいま述べたように、設計者であるレイモンド・クックがBBCとの協力の中でつかんだ技術的なノウハウを最初に実現させたスピーカーといってよい。それからスベンドールBCIIは、イギリスのスベンドールというとても小さなアッセンブリー・メーカーで、自分のところでユニットの生産能力を持たない会社だが、その小さなアッセンブリー・メーカーが作ったスピーカーだ。この会社の経営者であるスペンサーも、もとBBCの研究所にいた技術者で、BBCモニター・スピーカーの研究をしていた人物だ。
その人がBBCをやめて作った全社なのである。
このBCIIはもちろんBBCの系譜をひくが、もっと正確にいえば、今日本にほとんど入っていないBCIIの前のBCIというスピーカーがあり、これはそっくりそのまま、BBCの局内でも正式なBBCモニターの一つとして認められている。ちょっと我が国では人気が出ないせいか、輸入元が輸入していないが、現在でも生産されている。たいへん優れたスピーカーだ。
ハーベス
さて、その次にロジャースがある。がその前にハーベスのモニターHL、これはまたたいへん正統派のBBCモニターの流れを汲むスピーカーで、ハーベスという会社の経営者も、ダッドリー・ハーウッドというが……この人物も実は、さっき出てきたショーター──BBCのモニター・スピーカーを最初に開発するチーフになった──が老年で引退することになったあとを継いで、長い間次の世代のBBCモニターの開発のチーフとして研究を続けてきた人だ。この人も停年で退職して、そしてハーベスという会社を作ったのである。その間BBCでほぼ三十年間、スピーカーの研究をしていたそうだ。たいへん長いキャリアを待った人だ。ショーターとレイモンド・クックが作ったモニターがLS5/1だが、このバリエーションがいくつか出来たあと、次にBBCのモニターの中で主力になったスピーカーが、LS5/5という機種だ。このLS5/5を完成させたのが、ハーウッドその人である。このスピーカーからスピーカーの振動板にベクストレンというプラスチックの素材が使われた。これは現在KEFのスピーカーがほとんどベクストレンを採用しているが、ベクストレンという振動板素材はハーウッドが中心になって開発したもの。そしてこの振動板を使ったLS5/5という現在のLS5/8よりひと回り小さいシステムが、現在でもBBC放送局のあちこちで現役として活躍している。BBCのエンジニアの中には「自分はLS5/5が一番好きだ」という人が大勢いる。たまたま今年の三月に、私はBBC放送局を訪問して、長いことBBCモニター・スピーカーにあこがれていた私は、ようやく念願がかないBBC放送局の内部をずっと見せてもらった時にも、LS5/5はかなりの数が活躍していた。
チャートウェル
さてだんだん発展して、ハーウッドの下で働いていた若いエンジニアに、デヴィット・ステビングというこれも優れたエンジニアがいた。ステビングは、ハーウッドといっしょに研究中に、ベクストレンよりももっと優れた振動板がないものかといろいろ研究した結果、ポリプロピレンという素材を振動板に成型することに成功した。これがたいへん優れた性質を持っていて、新しくスピーカーの振動板に採用することになった。彼はなかなか山気が多かったとみえて、一九七四年にはBBCを退社して、自分の会社チャートウェルを作っている。正確にいうと彼は一九七三年に会社を発足させていたらしい。
このチャートウェルという名前の由来は、スピーカーの特性を表すグラフのことをチャートといい、ウェルは〝優れている〟との意味で、〝特性グラフが優れている〟という意味だ。
そして自分がBBC在籍時代に特許をとったポリプロピレン振動板を使った、スピーカーユニットを製造する会社としてチャートウェル社をスタートさせた。そして彼はBBCとコンタクトを取りながら新しいスピーカーの研究開発を進め、現在のLS5/8の原型となっているPM450をまず完成させた。これはポリプロピレンの30cmのウーファーと小さなソフトドーム・トゥイーターからなる2ウェイのなんの変てつもないスピーカーだ。これがなかなか優秀で、そしてこれをマルチアンプ・ドライブとしたものをPM450Eと名づけた。
そしてロジャースの登場
そして発売の準備をしていたが、なにせエンジニアあがりのステビングは、経営の才能があまりなかったとみえて、たちまち経営不振におちいってしまい、一九七五~六年にかけてチャートウェル社は倒産寸前までいってしまった。ちょうどその時に、手を差しのべたのが現在のロジャースの製造元のスイストン・エレクトロニクス社で、これが現在イギリスでロジャースというブランドでたいへん勢いをつけてきている。このロジャースがチャートウェル社の研究設備、工場をそっくり買い取り、現在のチャートウェルの開発したスピーカーをそのままロジャースと替えて、売っているわけである。チャートウェル時代にBBCと共同研究、開発していたのがLS5/8で、この型番はチャートウェルからも一時、発表されたことがあるが、ほとんど陽の目をみないまま、ロジャースに受け継がれてロジャースLS5/8として、日本にも輸入されている。すでにBBCでも正式な採用が決定し、今年に入ってから続々と、BBCに納入されている。そしてこのLS5/8が、従来のBBCモニター・スピーカーと異なるのは、我々にも手に入るように一般市販が許されたことである。
ロジャース PM510
従来BBCモニターは、全く市販されたことがなかったことからみれば、たいへん画期的なことである。BBCのモニター・スピーカーというのはまぼろしの名機ということで、ウワサのみや、ナゾにつつまれていたのだが、いまは自宅で聴くことが出来る。ただし、惜しむらくは、やはりプロ用、BBCの厳格な規格をパスさせるために、非常に組み立てに手間がかかり、生産台数も少なく、さらにBBCのLS5/8という名称で市販するためのライセンス科などから、非常に高価である。スピーカーにはパワーアンプが付属していて、アンプにくわしい人はすぐ気がつかれると思うがこのアンプがイギリスのクオード社の405なのだが、実は基本は405だがBBCの仕様によって大幅に内部が改良されている。後面をみるとわかるが、プロ用のキャノンプラグで継がれており、内部もかなりの手が加えられている。この405はもともとステレオ用なので、L、Rの二出力を持っているが、これをL、Rではなくて、スピーカーの高音と、低音用に分割してマルチアンプシステムとしている。一つのスピーカーに一台のステレオアンプが付属しているのはそういう事情による。したがって、そういうモロモロの事情からアンプ・スピーカーこみでナント九十九万円という値段になっている。ステレオでざっと二百万円というわけである。
ともあれBBCモニター・スピーカーがまぼろしではなく、とにかく我々の手元に入るようになってきたわけである。
実は最近朗報があって、ロジャースではこのドライブアンプを取り除き、かわりに通常のLCネットワークを組み込んだ、他のアンプで鳴らすことの出来るスピーカーシステム…基本はLS5/8とほとんど同じで、ただしBBCの規格をパスさせる必要はないので、もう少し調整プロセスをラフにして、大幅にコストダウンしたモデルをPM510(ファイブ・テン)という形で市販してくれた。つい二、三カ月前から我が国にも入ってきている。このスピーカーはここ数年来の、世界各国のスピーカーの中でも注目すべきスピーカーである。LS5/8ほどピシッと引き締まってはいないが、もう少し甘口というか、ソフトな肌合いをもったなかなかのスピーカーだ。LS5/8の九十九万円に対し、一台四十四万円という定価もたいへんうれしい。
現在自分も買おうか買うまいか、まよっている。
ロジャースのラインナップ
話がそれるがPM510というスピーカーは、ロジャースが新しく一連のスピーカーとして、末尾に10の数字がつくスピーカーのラインナップを整備して、510が一番上級機、その下に410、210、110。これを〝テン〟シリーズといい、呼び名は〝ファイブ・テン〟〝フォー・テン〟というように呼ぶ。さきほど述べたスベンドールBCIIとよく似た構成の210は〝トウーテン〟であり中堅機種である。ただし510はテン・シリーズの中では異色ともいえるもので、別格である。
ロジャースには以前から、もっとミニサイズのBBCモニター・スピーカーのLS3/5というのがあり、正確には3/5Aであるが、LS3というのはいままで述べてきたLS5が、いわゆるメインの大型モニターであるのに対して、ミニサイズ、あるいは中型サイズに与えられるBBCの正式名称で、非常に小型のスピーカーだが、とてもそのサイズからは信じられないすばらしい音を聴かせてくれる。これもやはりBBCが局内で使う以外に一般市販を認めた例外機種である。
というわけでBBCモニター・スピーカーは一九五八年までさかのぼれるという話。
LS5/1との出合い
どうして私がBBCモニターに、これほど関心を持つようになったかというと、全く偶然の機会に、いまから十五年くらい前に、その当時のBBCモニターの最新のモデル、LS5/1の小改良型LS5/1Aを手に入れることができ、いまでも自宅に置いているのだが、このスピーカーを手に入れた時から、実はBBCモニターがなぜ、こんなにすばらしいのかと興味をもって、いろいろと文献を調べているうちに、つい探入りをしてしまったわけなのだ。
このLS5/1Aは、現在でもすごいスピーカーで、実は昨日も自宅でレコードを聴いていたほどである。
しかしそのすごいスピーカーをベースに着々と改良を加えてきたのが現在のLS5/8であることを思うとその実力をわかってもらえると思う。
男性アナウンサーの声を…
いままでBBCモニターの開発の系譜らしき話をしてきたが、BBC放送尚がこれらのモニター・スピーカーをどういう理想を持って開発しているかというと、これはかなり有名になってしまったが、たいへん興味探い話がある。
スピーカーの音というのは、理屈だけではなかなかうまく作れないもので、作ってみては音を聴き、聴いてはその欠点を耳で指摘して改良するというプロセスを何回もへていくのであるが、BBC放送局ではその改良のプロセスに使う音の素材として、何を一番重視したかというと、〝男性アナウンサーの声〟であったということが昔から多くの文献に載っている。これは大変興味深い話で、我々が、スピーカーの音を聴き分けるのに、音楽をかけては欠点を指摘するわけだが、BBCでは、欠点を指摘する材料として、人の声を最も重視したというわけである。これはひとつには放送という性質上、アナウンサーの声ができるだけ正確に伝わられなければならないという目的があったにはちがいないが、スピーカー開発にともなういろいろな文献を読んでみると、むしろそうではなく、スピーカーの音を聴き分けるには、我々人間がいちばんなじんだ、人間の声を素材に使うのがいちばんいいのだということが書かれてある。そして人の声の中でも女件の声よりも男性の声の方がスピーカーを開発するのにむずかしいという事が書かれてある。男の声というのは、いうまでもなく女性の声よりもピッチが低く、そして男の声の一番低いピッチのあたりがスピーカーとしては一番むずかしいところらしい。そういえばよく悪いスピーカーを形容する言葉に胴間声という表現があるではないか。スピーカーを再生してみるとどうしても人の声が不自然になりがちである。また人の声ほど不自然さに気づきやすいという我々の耳の性質がある。そこでBBC放送局では、二つの隣り合ったスタジオを選んで、一方のスタジオに男のアナウンサーを座らせてて、朗読をさせておく。彼の前にはマイクロホンが立って、そのマイクからコードを引っ張って、隣りのスタジオでアンプを通して、開発中のスピーカーがアナウンサーの座ったところと同じ位置に置かれて、そしてアナウンサーの声と同じ音量に調節されている。そしてスピーカーの開発スタッフたちは、アナウンサーの生の声を聴いては、こちらのスタジオに来て、スピーカーの音を聴き、また隣りのスタジオにもどって生の音を聴いては、またスピーカーの音を聴くということを何度も何度も繰り返す。そうするとスピーカーの音がいかに不自然かということが指摘でき、その不自然さをさてどうして改良していこうか、ということになる。というのがBBCのモニター・スピーカーの主な開発テーマなのだそうだ。
適度な音量でモニター
このことからも、彼らのスピーカーに対する要求というものがよくわかるような気がする。最も自然な音量での自然な音質ということで、決して音量を大きく出した時での音の良さではない。実際に私は、BBC放送局でモニターしている現場を見せてもらった時も、彼らは実に抑えた、おだやかな音量でモニターしているのを聴いて、なるほどと思った。概してアメリカや日本のレコーディング・スタジオでのモニターは、それこそ耳の鼓膜がしびれそうな音量でモニターしていることが多く、特に近頃のポップミュージックの録音の現場に立ち合ってみると、本当に聴き慣れない人だったら三十分もいたら、ヘトヘトになって、耳がガンガンしてしまう音量で、平気でミキサーはモニターしている。そしてモニター・スピーカーというものは、そういう音量に耐えられるスピーカーだというのが、主にアメリカや日本のひとつの常識になりかけている。イギリスのモニター・スピーカーは、決して馬鹿げた音景を出すことを考えていないで、ごくおだやかな音量でいい音を出すことがまず第一のテーマらしい。
けれども時代は次第に大音最再生に流れているわけで、BBC放送局といえどもなにしろビートルズを生んだ国であるから、BBC放送局でもポップミュージックを放送する。そういう時にはかなりの音景でモニターしなくてはならないわけで、そういう大音量モニターということに対しては、古いモニター・スピーカーが次第に要求に応えられなくなってきたということも事実である。そのような背景もあって、新しいモニター・スピーカーを開発する必然性が生じてきたのだということが最近のLS5/8の誕生にも関係あるといえる。
(1980年11月、東京・渋谷の東邦生命ホールで行なわれた「フィリップス最新録音をBBCモニターで聴く会」での講演をまとめたもの。)
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