パイオニア CS-A77

菅野沖彦

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より

 低音域が不明瞭で解像力が悪い。にぶく音程がはっきりしない。中音域はレベル的には盛り上がり気味ではあるが、質が良くなく、抜けが悪い。マッシヴな再生音を臨んでも無理で、なんとなくムードで聴くほかはないようだ。。割れ鐘のような音がする。これは、単にバランス上の問題だけではないようで、クォリティに不満がある。好みといえばそれまでかもしれないが、これは、少々はみ出しすぎているように思える。

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