4枚のレコードでの20の試聴点(チェックポイント)

黒田恭一

ステレオサウンド 66号(1983年3月発行)
特集・「2つの試聴テストで探る’83 “NEW” スピーカーの魅力」より

Disc1
「19世紀ウィーンのダンス名曲集Il」
ミハエル・ディトリッヒ指揮ウィーン・ベラ・ムジカ合奏団[ビクター VlO28081]
ヨゼフ・ランナー作曲ワルツ「ロマンティックな人々」作品167
❶−0’00″:総奏ですべての楽器がききとれるか。同時に弦楽器のみによる総奏のひびきのまろやかさが感じとれるか。
❷−0’09″:いくぶん左よりからきこえるヴァイオリンのきこえ方。きめこまかさをきわだてたヴァイオリンの音色はどうか。
❸−0’27″:右からきこえるコントラバスの音像がふくらみすぎていないか。ひびきがひきずりぎみにならないか。
❹−1’12″:フォルテで音がきつくなりすぎないか。
❺−1’18″:主部に入ってから後の左のヴァイオリンと右のコントラバスのコントラストはどうか。音場感的なひろがりはどうか。

Disc2
バーブラ・ストライサンド/ギルティ
バーブラ・ストライサンド&バリー・ギブ[アメリカCBS FC36750]
WhalKind of Fool
❶−0’00″:中央からきこえるエレクトリックピアノの音像的な大きさとそのひびきの質はどうか。
❷−0’20″:ストライサンドとギブのうたいはじめるときに吸う息のきこえ方とふたりの声のきこえ方。
❸−0’45″:ギターとベースのきこえ方。その両者の対比のされ方がこのましいかどうか。
❹−1’16″:ストリングスのひろがりは充分感じられるかどうか。
❺−!’31″:ギブの特徴のある声のきこえ方とバックコーラスとのかかわり方。

Disc3
ジョン・アンダーソン&ヴァンゲリス/ショート・ストーリーズ[ポリドール MPF1287]
キュアリアス・エレクトリック
❶−0’00″:中央でピコピコいういくぷん金属的な音のきこえ方。
❷−0’08″:ティンパニの音の貨感とそのひびきのひろがり方。
❸−0’29″:ティンパニの音の左右への動きの提示のされ方。
❹−0’37″:ブラスの力強いひびきの示され方。シンバルの音のきこえ方。音楽の疾走感が充分に感じとれるか。
❺−1’37″:次第にきわだってくるポコポコいう音の音像的な大きさはどうか。その音の切れの鋭さはどうか。

Disc4
エバーハルト・ウェーバー&ライル・メイズ/第三の扉[ECM PAP25543]
予感
❶−0’00″:ライル・メイズのひくピアノの下の音にエバーハルト・ウェーバーがベースでつけているが、そこでのベースの音のきこえ方はどうか。
❷−0’21″:ピアノの高い音が右よりに低い音が左よりにきこえるが、そのきこえ方はどうか。
❸−0’46″:シンバルのひびきの輝きが充分に感じとれるかどうか。
❹−0’51″:トライアングル、ないしはベルのきこえ方はどうであろうか。
❺−1’28″:ここから加わりはじめる木管のひびきのひろがりはどうか。同時に、これまでの部分との音色的な対比が充分についているかどうか。

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