ビクターのスピーカーシステムBLA455、BLA605の広告
(スイングジャーナル 1971年7月号掲載)
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ビクター BLA-455, BLA-605
ビクター MCA-V5, MCA-V7
ビクター QTD-400, TD-450, QHR-202
ビクター BLA-455, BLA-605
ビクター TD-664, TD-694B, CHR-250A
ビクター MCA-V5
ビクター QHR-202
ビクター TD-694, CCR-660, CHR-250A
ビクター GB-1D, MCA-V5, MCA-V7, MCP-V9, SRP-B50M, MTR-15M, QCE-V7, SFCU-2, QTH-V7
ビクター QHR-202
ビクター TD-664
ビクター MCA-V5, MCA-V7
ビクター SFCU-2
ビクター GB-1D, MCA-V7, MCA-V5, MCP-V9, QCE-V7, SRP-B50M, MTR-15M, SFCU-2, QTH-V7
ビクター MTR-10M, MTR-15M, QHR-202
ビクター MCT-105
瀬川冬樹
ステレオサウンド 18号(1971年3月発行)
特集・「FMチューナー最新33機種のテストリポート」より
これはなかなかユニークな意匠だ。ブラック・パネルの大きな部分をダイアル目盛板が、上半分をFMバンド、下半分をAMバンドと占有して、切換によって必要なバンドのみ文字とスケールが照明される。これはシャープのST503Jなどと同様のアイデアでおもしろい。ダイアルスケールの有効長は約15センチ。等間隔目盛ではない。FMバンドの左端にセンター指示のチューニングメーター、AMバンドの左端(つまりTメーターの下)にシグナルメーターがあり、FMの場合は二つのメーターが点灯し、AM手はTメーターの方は消えてしまう。どちらの場合も、ダイアル指針はオレンジ色に明るく光っている。AMとFMが完全に独立しているので、AM局とFM局をあらかじめ選局しておいてひとつ切換えることができるのは便利だ。簡単なアンプが組み込まれて、ヘッドフォンをじかに接続できる点も利用価値が多かろう。FMのアンテナ端子に、75Ω同軸ケーブル専用のM型シールドコネクターがついているのも本格的だ。
音質はMCT104bと共通点があり、音域をうまく丸めておとなしく聴きやすい音に意識的に作られているように感じた。
ビクター MCT-104b
瀬川冬樹
ステレオサウンド 18号(1971年3月発行)
特集・「FMチューナー最新33機種のテストリポート」より
ビクターのお家芸であるSEAを組み込んだMCA104(プリメイン)と組み合わせるべくデザインされた製品で、最初のモデルはパネルの周囲がアルミの地色で白く光っていたが、小型でパネル同様にブラック仕上げに変った。ダイアル目盛は丸型で、サンスイを意識したわけではないのかもしれないが、テスト中も、しばしばサンスイと取りちがえたりした。MCT104bでは、ダイアル目盛の中央にメーターを置き、且つ指針を赤く光らせるなど、なかなかに凝った意匠で、FM目盛は等間隔ではないが割合読みとりやすく、同調をとりやすい。背面のアンテナ端子には、近距離受信にそなえて減衰器(アッテネーター)を設けるなど、キメの細かい設計である。
音質は、意識的にビクター独特のトーンを作っているように思われる。もしかすると、かつてAST140T等がそうしていたように、可聴周波の上の方をカットしているのかもしれない。少なくとも聴感上はそんなようにも感じられた。そのせいかどうか、入力信号との一対比較をすると、演奏者の人数が減るような、情報量の一部を意識的にカットしているような、そんな印象を受けた。
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