Category Archives: アナログプレーヤー関係 - Page 59

ADC ADC220X, ADC220X/E, ADC10E/MKIV

ADCのカートリッジADC220X、ADC220X/E、ADC10E/MKIVの広告(輸入元:今井商事)
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

ADC

ナガオカ 0.5mil DIAMONDSTYLUS

ナガオカの交換針0.5mil DIAMONDSTYLUSの広告
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

Nagaoka

フィデリティ・リサーチ FR-1 MK2, FR-5, CARTRIDES KEEPER

フィデリティ・リサーチのカートリッジFR1 MK2、FR5、アクセサリーCARTRIDES KEEPERの広告
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

FR

オルトフォン RS212B

オルトフォンのトーンアームRS212Bの広告(輸入元:オーディオニックス)
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

ortofon

マイクロ MR-211, MR-411, MR-611

マイクロのアナログプレーヤーMR211、MR411、MR611の広告
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

Micro

サンスイ FR-2060, FR-3060

サンスイのアナログプレーヤーFR2060、FR3060の広告
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

FR3060

パイオニア PLC-61

パイオニアのターンテーブルPLC61の広告
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

PLC61

ラスター GST-1

ラスターのトーンアームGST1の広告
(スイングジャーナル 1972年5月号掲載)

GST1

ヤマハ YP-700

岩崎千明

スイングジャーナル 5月号(1972年4月発行)
「SJ選定新製品試聴記」より

 ヤマハのプレイヤー、と聴いて、昔のプロフェショナル仕様のプレイヤーを思い浮かべた方がいたら、それは、本格派のベテランマニアに違いない。モノーラル時代の盛んなりし頃、たしか30年ごろだったと記憶するが、リムドライブ型フォノ・モーターと、例の長三角形のオイル・ダンプド・ワンポイントサポート方式のアームを組合せた、プレイヤーをヤマハ・ブランドで市販した。高級マニアのひとつの理想が、このプレイヤーに凝縮され息吹いていた。このプレイヤーを手がけたのは現在のティアック、東京電気音響のさらに前身であったのだが、放送局のモニタールームなどにあったレコード再生機のイメージがそのまま市販品として再現されていた。形だけではなく、その性能も、規格もプロ用に匹敬して今日において歴史に残る名作と謳われるべき高性能機種であった。
 今、ヤマハのプレイヤーを前に置いて、かつての名作を思い浮かべる時、眼の前にあるプレイヤーは、昔のものとはイメージすら全然異なるものであるのは確かだがそれはそのまま我国のハイファイの推移を具象化した形で示していることを感じた。
 かつて、ハイファイは一般の音楽ファンにとって高嶺の花でしかなかった。
 今日のように、多くのファンやマニアの間にオーディオが定着した現実と、ヤマハというブランドがオーディオ産業の奈辺に存在するかに思いをいたせば、この新型プレイヤーの外観と、志向する性能が、昔日と全く異なるのはしごく当然といえよう。購買層ファン自体が、大きく変ったのである。共通点はただひとつ、ターンテーブル上のゴムシートのパターンだけだ。
 新製品YP700は、セミ・オートマチック・プレイヤーである。つまりレコードの音溝の上にアームを位置させてプレイ・ボタンをおせば、アームは静かにレコード上におり、演奏が終われば、アームは上って静かに定位置に戻りレスト上に止る。
 この新製品がセミ・オートマチック・プレイヤーであるということで、現在のヤマハの狙っている層が、昔日のように一部の超高級マニアではなくもっと若い広い層を考えていることが判ろうというものである。
 ターンテーブルは今日では高級品としてオーソドックスなべルト・ドライブ方式で、大きなメタル・ボードの左奥にアウター・ローター型シンクロナス・モーターがあり、三角形のカバーがその位置を示している。この位置は、カートリッジのレコード面上の軌跡からもっとも遠い位置であり、この一点を見てもプレイヤーの設計にオーソドックスながら十分な配慮がなされていることが判る。事実、カートリッジ針先をモーターボードに直接のせてボリュームを上げてみてもスピーカーから洩れるモーターゴロは微少で、モーター自体からの雑音発生量の少ないのが確められる。
 これはモーターボードの厚くガッチリした重量による効果も大きく見逃せない利点だ。
 さて、このプレイヤーのウィーク・ポイントは、アームのデザインにあるようだ。使ってみて、扱いやすく、誰にでも間違えることのない優れたアームとは思うが、ただ取り柄のまったくないありきたりのパイプアームだ。シンプルというには後方のラテラル・バランサーなどがついており、多分、これが特長としたいのだろうが、このラテラルバランサーと対称的にインサイド・フォース・キャンセラーが、アーム外側につけられている。アームは、実用的であると同時に、毎日これと対決を余儀なくさせられる音楽ファンの、マニア根性を、もう少し刺激して欲しいパーソナリティーを望みたい。
 ちょっとだけ不満な点にふれたがこのプレイヤーの最大メリットが2つある。まずヤマハならではの、豪華にして精緻なローズウッドのケースの仕上げだ。圧巻というほかない。
 もうひとつの大きなプラスアルファはカートリッジにマニアの嬉しがるシュア・75タイプIIがついていることだ。タイプIIになってスッキリした音が一段と透明感を強めた傑作カートリッジが、オプションでなく、始めからついているのは、このプレイヤーの49000円という価格を考えると魅力を一段と増しているといえよう。

ヤマハ YP-700, NS-310, NS-570

ヤマハのアナログプレーヤーYP700、スピーカーシステムNS310、NS570の広告
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

YP700

パイオニア PL-25E, PL-31E

パイオニアのアナログプレーヤーPL25E、PL31Eの広告
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

PL25E

グレース F-8E, F-8L

グレースのカートリッジF8E、F8Lの広告
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

grace

オルトフォン SL15E, RS212B

オルトフォンのカートリッジSL15E、トーンアームRS212Bの広告(輸入元:オーディオニックス)
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

ortofon

クライスラー TYPE-5

クライスラーのインシュレーターTYPE5の広告
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

Type5

ナガオカ 0.5mil DIAMONDSTYLUS

ナガオカの交換針0.5mil DIAMONDSTYLUSの広告
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

nagaoka

マイクロ MR-211, MR-411, MR-611

マイクロのアナログプレーヤーMR211、MR411、MR611の広告
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

Micro

オーディオテクニカ AT-VM35, AT-1009

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35、トーンアームAT1009の広告
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

AT1009

グレース F-8F

グレースのカートリッジF8Fの広告
(スイングジャーナル 1972年3月号掲載)

Grace

ダイナコ A-25X, Mark III, ADC ADC10/E MK-IV, ヴァイタヴォックス AK155, S2, CN157

ダイナコのスピーカーシステムA25X、パワーアンプMark III、ADCのカートリッジADC10/E MKIV、ヴァイタヴォックスのウーファーAK155、コンプレッションドライバーS2、ホーンCN157の広告(輸入元:今井商事)
(スイングジャーナル 1972年3月号掲載)

Imai

オーディオテクニカ AT-VM35, AT-VM35F, AT-35X, AT-VM3, AT-VM8

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM35、AT-VM35F、AT35X、AT-VM3、AT-VM8の広告
(スイングジャーナル 1972年3月号掲載)

AT

Lo-D HS-350, SR-600, PS-33

Lo-DのスピーカーシステムHS350、レシーバーSR600、アナログプレーヤーPS33の広告
(スイングジャーナル 1972年3月号掲載)

Lo-D
SR600
PS33

ナガオカ 0.5mil DIAMONDSTYLUS

ナガオカの交換針0.5mil DIAMONDSTYLUSの広告
(スイングジャーナル 1972年3月号掲載)

nagaoka

テクニクス SL-1100

テクニクスのアナログプレーヤーSL1100の広告
(スイングジャーナル 1972年3月号掲載)

SL1100

デンオン DP-5000

岩崎千明

スイングジャーナル 3月号(1972年2月発行)
「SJ選定新製品試聴記」より

 今月のこのページを一見して、おやまた、ダイレクト・ドライブかと思われる読者が多いことであろう。
 先月号のテクニタスSL1000に引き続いて、今月はコロムビア/デンオンのDP5000の登場である。これで、この1年間に登場したプレイヤー関係の3機種が国産ダイレクト・ドライブ(以下DD)ターンテーブル関係の製品で占められたことになるわけである。先陣を切ったテクニクスSP10、続いて量産化の名乗りを挙げたソニーTTS2500とその高級型TTS4000、先月紹介のテクニクスSL1000、今月のデンオンDP5000、とすでに登場した製品群に続いて、さらにパイオニアMU3000が控えているし、開発完了を伝えられるマイクロ精機のDD型ターンテーブルも市場に姿を現わすのも間近いことだろう。
 すでに多くの機会に語られているように、これらのDD型ターンテーブルの出現は、国産ターンテーブルおよびそれを基盤としたプレイヤーの、飛躍的向上を意味する具体的な成果として、受け取ってよい。この、技術は、例えていえば自動車産業における、ロータリー・エンジンの、レシプロに対する優位性以上に評価され得よう。いくら賞賛しても決して過ぎることのない優れた研究開発であるし、製品化技術であり、それ一世界のオーディオ・メーカーのすべてに先駆けた、純粋の国産技術であるという点において、その価値が一段と輝きを増すのだが、それだけに、どうしてもDD技術に対するその評価は甘くなり勝ちなのだ。
 そうはいっても、国内市場において国産メーカー同志のDD型ターンテーブルやプレイヤーが肩を並べて競い合うようになってくると、それぞれの製品に対する特長づけや評価が要求されるものだし、それに応えるのが、このページの責任でもあろう。
 さて、今月のデンオンDP5000、さすが業務用一本槍に生き続けてきた筋金入り本格派老舗直系のブランド商品である。
 まずひと目みてスタイルが実にユニークだ。元来ターンテーブルのデザインほどむづかしいものはなかろう。
 ディスクを乗せるターンテーブルはまずまったくといってよいほど形を変えられるものではないし、そのまわりもモーターボードと名付けられる通り板状の域を越えるのか難かしいものだ。そうかといってターンテーブルのまわりがないのもは高級品には見当らないのだ。DP5000は視覚的にはまさにこの両方の中間的なスタイルボードではないがメカニカルには堅牢この上ないボードが30センチピッタリのターンテーブルの周囲をゆるやかに取りかこんでいる。ゆるやかにということばは妙ないいまわしだが、それは手前で幅広く、奥で狭くなるように傾斜を変えてあるために感じられるデザインのなせるわざだ。このユニークなプロフィルは、最初にちょっと、とっつき難い印象を受けるのだが、それを手元におけば、実に扱いやすく、演奏前後のレコードを傷つける可能性を根絶した配慮を知らされるに違いない。ターンテーブルのふちはその上でレコードを裏がえす際に、時に障害になり得るし、外し損なったレコードをしばしば傷つけるものだ。
 この傾斜したターンテーブルまわりのボード(?)は、レコードの取り外しの際30センチというターンテーブルとゴムシートの作るわずかの隙間に指をかけやすくする、という大きな利点をも生み出している。さらにもうひとつの意味はプレイヤーの大きさやアームを追加する際にも制限をなくしている。
 加えて、ほこりがつき難いこともいい足してよかろう。
 このわずかなボードに、ストロボと操作を考えて大きく並べたプッシュスイッチの角型つまみ。
 ランプを内蔵している点もいたれりつくせりの感がある。
 さて、本来の性能だが、ACサーボというテクニクス方式とはやや異なる電子サーボを採用しているがその特長は、大きなトルクを得られる点にあり、まさに業務用ということを強く意識した瞬間定速型で、1/3回転で定速度に達するのが大きなポイントとなっている。
 むろんその回転むらや振動の少なさはDD型そのものズバリで、いうことはなかろう。価格も適正な上、信頼度の高いデンオン・ブランドのDD型の出現は、マニアにとって大きな購売目標となって永く市場を確保するであろう。

グレース F-8C, F-8D, F-8E, F-8F, F-8H, F-8L, F-8H, G-840F, G-707, G-640P, G-545F, S8-CML

グレースのカートリッジF8C、F8D、F8E、F8F、F8H、F8L、F8H、トーンアームG840F、G707、G640P、G545F、交換針S8CMLの広告
(スイングジャーナル 1972年2月号掲載)

Grace