ダイヤトーンの4チャンネルデコーダーDA-Q100の広告
(スイングジャーナル 1972年8月号掲載)
Category Archives: ダイヤトーン - Page 9
ダイヤトーン DA-Q100
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DA-U600
ダイヤトーン DA-Q100
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DS-22B MKII, DS-31C MKII, DS-34B MKII, DS-251, DS-301, DA-U600, DA-F900, DA-R300
ダイヤトーン DS-22B MKII, DS-31C MKII, DS-34B MKII, DS-251, DS-301
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DS-301
ダイヤトーン DA-30R
瀬川冬樹
ステレオサウンド 18号(1971年3月発行)
特集・「FMチューナー最新33機種のテストリポート」より
大部分のメーカーが、ペアとなるプリメイン・アンプと外形寸法をぴったり揃えているのに対し、三菱の場合は、プリメインDA33Uの40センチに対して、チューナーの方は34センチとかなり切りつめてある。ダイアル窓のあけかたに特徴があるが、左右にあまり長くないから目盛の実効長は約9・5センチと短かい。文字の入れかたなど、窓の中の表示は清潔で美しいが、スタンダードの項目でも指摘したようにこのFM/AMの周波数バンドを挟んで、一見、等間隔スケールとまぎらわしい目盛が刻んである。他のチューナーでも十等分(又は百等分)の目盛を入れたものが多いが、この製品の場合、いかにもFMバンドがリニアスケールであるかのような表示にみえてしまうのは具合が悪い。
背面パネルもフロント同様に清潔にすっきりと整理されているが、アンテナをいいかげんに繋ぐとシャーシに接触しそうなターミナルの出しかたは一考を要する。
しかしローコスト機にもかかわらず全体に仕上げがていねいで、心のこもった作りかたは細部のミスを十分カバーしている。
ダイヤトーン DS-34B MKII, DA-33U, DA-30R, DP-82B, DT-1500
ダイヤトーン DS-22BMKII, DS-31CMKII, DS-34BMKII, DS-251, DS-301
ダイヤトーン DSS-2200
ダイヤトーン DS-34B MKII, DS-22B MKII, DS-301, DA-44UA, DP-82B, DT-1500
ダイヤトーン DS-251
瀬川冬樹
ステレオサウンド 16号(1970年9月発行)
特集・「スピーカーシステム最新53機種の試聴テスト」より
とび抜けて高音が強調された感じに聴こえる。ちょうど、アンプのトーン・コントロールで高音を上げたような、しり上がりの強調感で、そういう部分に影響されてか、中音がひどく引っ込んで聴こえてしまう。念のために、バランス調整スイッチをDECREASEにしてみたが、それだけではバランスがとりきれない。そこでアンプのトーン・コントロールでハイを相当に絞ってみると、一応バランスの良い音質になって、しかもそうしてみると、各音域の質そのものは決して悪くなく、ユニットの素性はなかなか良さそうに思えた。キャビネットの工作やグリルネットの意匠なども美しく、ネットを外したときのユニットの仕上げもみごとなものだ。低音から中高音にかけての音のつながりに、もうひと息、スムーズさがあれば相当に良いシステムだろうと思う。
採点表
大編成:★★
小編成:★★
独奏:★★
声楽:★★
音の品位:★★
音のバランス:★★
音域の広さ:★★★
能率:★★
デザイン:★★★★
コストパフォーマンス:★★
ダイヤトーン DS-301
瀬川冬樹
ステレオサウンド 16号(1970年9月発行)
特集・「スピーカーシステム最新53機種の試聴テスト」より
ネットを外してみても、ぜいたくなユニットを使って、かなり手のこんだ作りかたをしていることがわかる。眺めていてもゴージャスで、いかにも良い音が出そうな気がしてくるが、こういう印象を与えるというのは、商品としてやはり大切なことだ。
しかしそういう期待を抱いたにかかわらず、DS251に似た中高域以上がかなり強調されたやや特異なバランスに、ちょっと首をかしげさせられた。トーン・コントロールでハイを絞れば、バランスは良くなるし、中高域のユニットの質は相当に良いものらしいと感じさせるが、ウーファーからスコーカーに受け渡すあたりの音のやや抜けた感じと、それ以上が急に盛り上る印象と、各音域のつながりに納得のゆかないところがあった。優れた素材を使いながら、調理法がやや独特だという感じである。
採点表
大編成:★★★★
小編成:★★★
独奏:★★★
声楽:★★★
音の品位:★★★
音のバランス:★★★
音域の広さ:★★★
能率:★★★
デザイン:★★★★
コストパフォーマンス:★★★
(準推薦)
ダイヤトーン DS-34BII
瀬川冬樹
ステレオサウンド 16号(1970年9月発行)
特集・「スピーカーシステム最新53機種の試聴テスト」より
中高域が張り出す華やかな音色は、やはり三菱独特の音だ。小型密閉箱の割には重低音の不足感も少なく、バス・ドラムの音など量感をともなってたっぷりと再現される。ソフトムード的なスピーカーからこれに切りかえると、音源がぐんと近接した感じを受ける。こういう音のスピーカーは、アンプやそれ以前のあらゆるアラをさらけ出すから、雑な組み合わせでは粗くきたない音になりやすいので注意が必要だ。これらの点は従来の34Bの性格をそのまま受けついでいるといえる。プライヴェートなテストで、34Bを耳よりずっと高い位置に上げてみたら、非常に素直な抜けのいい音質になって驚いたことがあったが、II型もおそらく同様だろう。音のバランスのとりかた、音域のつながりなど、今回の三菱の三機種の中では最も納得できた製品である。
採点表
大編成:★★★★
小編成:★★★★
独奏:★★★
声楽:★★★
音の品位:★★
音のバランス:★★★★
音域の広さ:★★★★
能率:★★★★
デザイン:★★★
コストパフォーマンス:★★★
(準推薦)
最近のコメント