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ソニー SS-G5a

井上卓也

ステレオサウンド 54号(1980年3月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 ソニーを代表するスピーカーシステム、Gシリーズの中核をなすSS−G5は、細部に改良が加えられ、SS−G5aとして新発売された。
 独自のブラムライン方式ユニット配置、高域指向性の向上とバッフル板振動モードを制御するAGボードの採用、バスレフ方式のエンクロージュアなどは変らない。30cmウーファーは、ボイスコイル直径が50mmから70mmとなり、磁束密度が25%増加して、高剛性リブコルゲーション付ストレートコーンの特長が一段と発揮されるようになった。8cmバランスドライブの中音ユニットは、新開発コーンが採用され、音色が明るく分解能が向上している。ネットワークは伝送ロスを減らすため、パターン厚70μのプリント基板を採用。ウーファー用コイルは音響素材SBMCで固め、機械的な振動を抑えるなど、新技術と高精度部品を採用した音質重視設計である。
 試聴室では標準に使っている高さ60cmのアングルに乗せて使ったが、表情は抑えられ低域は重く、音離れが悪かった。床上20cm程度の強度ある台にセットすると、音色が明るく腰の強い低域をベースにした活気があるクリアーな中域と、華やかな印象の高域が効果的なバランスを保ち、質的にも高い音となる。サランネットを外した状態では、高域のレベル2時半の位置で

ソニー SS-G5

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

手頃なサイズと価格で大きな音楽的効果の上る高い実用性。

ソニー SS-G5

井上卓也

ステレオサウンド 43号(1977年6月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 昨年末、10万円をこす価格ランクにフロアー型スピーカーシステムとして発売されたソニーのSS−G7は、物量を投じたユニット、エンクロージュアを採用した、本格派のスピーカーシステムとして注目されているが、今回、Gシリーズの第二弾として、SS−G5とSS−G3が加わり、シリーズ製品らしいラインナップとなった。
 SS−G5は、シリーズ製品だけに、SS−G7と同様な構想のシステムだが、もっとも大きく異なる点は、エンクロージュアがブックシェルフ型となっていることで、オプションの物凄く重いスタンド(WS−G5)を使えば、フロアー型としても使えるようになっていることだ。
 低音は30cm口径の高剛性リブコルゲーション付のカーボンコーン採用で、磁気回路はアルニコ磁石とT型ポールに加えて特殊鋼材を用い、第3次高調波歪みの発生を抑えている。中音はドーム型とコーン型の利点を兼ね備えた8cm口径のバランスドライブ型ユニットで、磁気回路には電流歪を軽減するT型ポールを使ってある。
 また、高音は厚さ20ミクロンのチタン箔を一体成型した口径25mmのドーム型ユニットである。各ユニットは音像定位の明確化のため、等価的に各ユニットの音源一を一致させたブラムライン方式に配置され、バッフルボード表面には格子状に凹凸溝を彫ったアコースティカル・グルーブ・ボードが採用され、指向特性の改善が図られている。