菅野沖彦
ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より
バランスは、すっきりとまとまっていて、弦のアンサンブルなどには端正な再生音を聴かせる。オーケストラでは中音域がやせるためか量感に欠け、冷たい音が気になった。しかし、中域の質は決して悪くなく、よく制動のきいたものだ。このシステムの一番弱いのはジャズで、なんともとりすました音が合わない。中域の量感が欠けるのと、高域の甘美な柔らかさが、ジャズのアクティヴなパルスとは異質なのだろう。
菅野沖彦
ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より
バランスは、すっきりとまとまっていて、弦のアンサンブルなどには端正な再生音を聴かせる。オーケストラでは中音域がやせるためか量感に欠け、冷たい音が気になった。しかし、中域の質は決して悪くなく、よく制動のきいたものだ。このシステムの一番弱いのはジャズで、なんともとりすました音が合わない。中域の量感が欠けるのと、高域の甘美な柔らかさが、ジャズのアクティヴなパルスとは異質なのだろう。
瀬川冬樹
ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴 純粋聴感で選ぶベストシステム」より
前項同様、No.26、33、43、それこの47と、最初のうちから総体的に良い点数が浮かんでいて、ほかのスピーカーの音に相当なじんでからも、採点はあまり変わらなかった。おそらくこの辺が、国産(だと思うが)の平均的水準をゆく良いスピーカーの代表例なのだと思う。
テスト番号No.47[推選]
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
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25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
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