トリオ TW-80D

瀬川冬樹

ステレオサウンド 3号(1967年6月発行)
「内外アンプ65機種の総試聴記と組合せ」より

 こうして改めて聴いてみると、もはやこのアンプの時代は終ったという印象が大きく残った。これは私見だが、80DとなってNF型のトーンコントロールを採用してから、かえって高低域両端に、ドンシャリ的な強調感が現れてかえって音がヒステリックになってきたのではないか。ワイドレインジの良いスピーカーでは、これがたいへん耳ざわりだった。

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