Category Archives: スピーカーシステム - Page 94

オンキョー F-500A, F-600A

オンキョーのスピーカーシステムF500A、F600Aの広告
(ステレオ 1970年4月号掲載)

F500A

オンキョー Scepter120

オンキョーのスピーカーシステムScepter120の広告
(ステレオ 1970年4月号掲載)

Scepter120

アルテック BF419 Malaga

菅野沖彦

スイングジャーナル 3月号(1970年2月発行)
「SJ選定 ベスト・バイ・ステレオ」より

 今月は、ジャズの本場アメリカで生れて育ったスピーカーがベスト・バイとして取り上げられることになった。
スピーカー・メーカーの名門アルテックの419Aと3000Hの2ウェイ・システムである。
 アルテックの419Aは30cm口径の全帯域型スピーカーとして、既に本誌でも新製品として紹介したが、これを組み込んだものが、通称マラガという名前のシステムである。そして、この〝マラガ〟は、後日、3000Hトゥイーターを附加して2ウェイに出来るようになっているのだが、なんといっても、30cm口径の全帯域では高域はやや不満で、システムとしては3000Hがついて完成の域に達するといってよい。
 アルテックのスピーカーの全体的傾向といってもよいが、このシステムの中音域の充実と、高能率による明るく抜け切ったサウンドの魅力は他のいかなるスピーカーからも味わえない圧倒的な迫力で、これほどジャズの再生に適したものも少なかろう。デンシティの高い音は、楽器のイメージをきわめてリアルに再現するのである。
 マラガについて少し具体的な説明を加えると、エンクロージュアは、ブック・シェルフ・タイプで、パイプ・ダクト・タイプのテユーニング・ポートをもった位相反転型の変形である。これは、419Aを極力コンパクトにまとめるべく設計されたもので、輸入元のエレクトリが完成した。419Aは中央にドーム・ラジエーターをもち、頂角の異った二重コーンをもった特殊構造のスピーカー・ユニットで1kHz以下を外側のコーン、それ以上を内側のコーンでラジエートするようになっている。アルテックではこれをバイ・フレックスと呼んでる。3000Hはアルテック唯一のトゥイーターで、本来2ウェイを主力にしている同社の大型システムの中高域ドライバー・ホーンは高域まで十分にカヴァーするので、このトゥイーターはあまり使われないが、この全帯域用と組み合わせると大変うまくマッチして、419Aの音のスケールと品位を一段と高めるのである。このトゥイーターは繊細で柔い、しなやかな高音を持ち、これが、ダイレクト・ラジエーションのコーン・スピーカーの中高音域のキャラクターと自然に連るのである。419Aのもつソリッドな中高域にのって、美しいハーモニックスを再現し、ジャンジャン、シンバルの金のアタックと余韻にふるえるハーモニックスが生き生きと響く。そして、とかく、もぐり勝ちなスネアーやトムトムの張りのある音の鳴りも抜群である。欲をいうと、内容積が小さいので、低域ののびがもう一息といったところだが、アンプのほうで少しブーストしてやればよいだろう。
 私は、このシステムに準じたものを可搬型のモニターとして使っているが、あまり音がよいので、録音時のアラさがしがまどわされるぐらいである。しかし、これで、プレイバックした音には、今までセッションにつき合った多くのジャズ・メンが満足の意を表してくれた。アルテックのもつ血の通った、生命力溢れる音には、製作者も意識しない、血と伝統、風土が生きていると思う。この強い訴えをもった音は、プレイヤーの感情の起伏をあり
ありと伝えてくれるのである。日本のジャズメンでは渡辺貞夫が、このシステムを愛用しているし、ジョージ大塚もお気に入りだ。また、近々新宿のピットインの二階の試聴室にも入るようだから機会があったら聞かれることをおすすめする。ジャズ向きのスピーカーというのがあるかないか? などとよくいわれるが、あるとすれば、このシステムなどはもっともジャズ向きといってよいのではなかろうか。それは、このシステムが全帯域のバランスというよりは、音そのもののガッツの豊かさに特長があるからである。

トリオ KL-5060, KA-2600, KT-3000, PC-250, TT-10

トリオのスピーカーシステムKL5060、プリメインアンプKA2600、チューナーKT3000、アナログプレーヤーPC250、オープンリールデッキTT10の広告
(スイングジャーナル 1970年3月号掲載)

Trio

パイオニア CS-700, SX-85, PL-30, T-6000

パイオニアのスピーカーシステムCS700、レシーバーSX85、アナログプレーヤーPL30、オープンリールデッキT6000の広告
(スイングジャーナル 1970年3月号掲載)

Pioneer

パイオニア CS-300, CS-500, CS-700, CS-505

パイオニアのスピーカーシステムCS300、CS500、CS700、CS505の広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

CS500

オンキョー E-83A MKII

オンキョーのスピーカーシステムE83A MKIIの広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

E83

トリオ KL-4060, KL-5060, KL-7060

トリオのスピーカーシステムKL4060、KL5060、KL7060の広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

KL4060

ダイヤトーン DS-22B, DA-33U

ダイヤトーンのスピーカーシステムDS22B、プリメインアンプDA33Uの広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

DS22B

ソニー SS-1800, TA-1000, ST-5500, PS-1000

ソニーのスピーカーシステムSS1800、プリメインアンプTA1000、チューナーST5500、アナログプレーヤーPS1000の広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

PS1000

サンスイ SL-5, SL-7

サンスイのスピーカーシステムSL5、SL7の広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

SL7

アコースティックリサーチ AR-4x

アコースティックリサーチのスピーカーシステムAR4xの広告(輸入元:今井商事)
(ステレオ 1970年3月号掲載)

AR

ティアック LS-30, LS-80

ティアックのスピーカーシステムLS30、LS80の広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

LS80

コーラル FLAT-5S, FLAT-6S

コーラルのスピーカーシステムFLAT5S、FLAT6Sの広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

FLAT5

フォスター G-11, G-33, G-44, G-55, G-66

フォスターのスピーカーシステムG11、G33、G44、G55、G66の広告
(ステレオ 1970年3月号掲載)

G33

サンスイ SP-2002

サンスイのスピーカーシステムSP2002の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

SP2002

フォスター G-55, G-66

フォスターのスピーカーシステムG55、G66の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

foster

パイオニア CS-5, SX-45, PL-11

パイオニアのスピーカーシステムCS5、レシーバーSX45、アナログプレーヤーPL11の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

Pioneer

トリオ KL-63, KR-33, MX-1000

トリオのスピーカーシステムKL63、レシーバーKR33、パワーアンプMX1000の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

Trio

ティアック LS-80

ティアックのスピーカーシステムLS80の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

Teac

パイオニア CS-05

パイオニアのスピーカーシステムCS05の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

CS05

パイオニア CS-500, CS-700

パイオニアのスピーカーシステムCS500、CS700の広告
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

CS700

アルテック BF419, 3000H, N3000E

アルテックのスピーカーシステムBF419、トゥイーター3000H、ネットワークN3000Eの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

ALTEC

フォスター G-11, G-33, G-44, G-55, G-66

フォスターのスピーカーシステムG11、G33、G44、G55、G66の広告
(スイングジャーナル 1970年1月号掲載)

foster

アルテック A7

アルテックのスピーカーシステムA7の広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1970年1月号掲載)

ALTEC