Category Archives: プリメインアンプ - Page 10

Lo-D HA-8700, HA-7700

井上卓也

ステレオサウンド 48号(1978年9月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 日立では、音質のよい再生をめざし、ワイドレンジ・低歪再生を目標に新しいパワーディバイスとしてパワーMOS・FETを開発し、すでにパワーアンプHMA9500に採用して高い評価を得ている。
 今回発表された2機種のプリメインアンプHA7700/8700にも、一般のバイポーラトランジスターにくらべて、周波数特性、電力利得が優れたパワーMOS・FETが採用された。
 HA8700は、90W+90Wの出力をもち、初段にローノイズ型ジャンクションFETを使った3段直結型MCヘッドアンプからイコライザー段、トーンコントロール段、パワーアンプまでを前代DCアンプ構成としている。電源部は、左右独立の電源トランスと大容量電解コンデンサーを使った左右セパレート電源方式である。機能面では、ターンオーバー周波数2段切替可能な高音と低音トーンコントロール、サブソニックフィルターミューティングスイッチをはじめ、ほぼフル機能であり、イコライザー出力をトーンコントロール段を通さずにパワーアンプに直結するメインダイレクトスイッチがある。また、使用頻度の少ないスイッチはフロントパネルの下部の扉内部に収納してある。
 HA7700は、出力70W+70Wでターンオーバー周波数切替とメインダイレクトスイッチを省略したジュニアモデル。

アキュフェーズ E-303

井上卓也

ステレオサウンド 48号(1978年9月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 従来のイメージを完全に一新したソフトで大人っぽい表情のデザインをもつプリメインアンプである。回路構成は同社オリジナルの完全対称型プッシュプルを全段増幅に採用し、DCアンプ構成、トーンコントロール段にはサーボ方式が導入されている。パワー段には、MOS・FETパラレルプッシュプルで130W/130Wの出力だ。E303は、音の粒子が細かく十分に磨かれているため、滑らかで柔かく、かつクリアな音をもっている。クォリティは十分に高く高級機としての完成度は高い。

ヤマハ A-1, A-3, T-3

ヤマハのプリメインアンプA1、A3、チューナーT3の広告
(スイングジャーナル 1978年8月号掲載)

A1

ルボックス A740, BX350, B750

ルボックスのパワーアンプA740、スピーカーシステムBX350、プリメインアンプB750の広告(輸入元:シュリロトレーディング)
(スイングジャーナル 1978年8月号掲載)

A740

マランツ Model 1122

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

安定感があり、力感が十分にある低域と活気のある表情が魅力である。

デンオン PMA-850

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

全段プッシュプル構成の優れた性能を秘めた落着いた実力をもつ。

ヤマハ CA-R1

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

おだやかな音の中に緻密で十分に磨かれた音楽性の高さが特徴。

マランツ Model 1180

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

現代アンプらしいワイドレンジ感と中域の充実した魅力はマランツだ。

ビクター JA-S77

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

同じ兄弟としてつくられているが、S55の流石に上級らしさがある。

サンスイ AU-607

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

独特のプレゼンスのよさを聴かせる中級機の中の個性派である。

ビクター JA-S55

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

柔らかく豊かなサウンドに感じられる活気は、やはり血統である。

ヤマハ A-3

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

物理的特性の高さを裏づける粒立ちのクリアーさと細やかさが特徴。

マランツ Model 1250

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

セパレート型の魅力を凝縮した内容の濃い長時間使える安定感がある。

パイオニア A-0012

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

洗練された、しっとりとして落着いた魅力を聴かせる同社の最高級機。

サンスイ AU-707

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

バーサタイルにスピーカーをドライブできる信頼性の高さが特徴だ。

ヤマハ CA-2000

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

安定した実力を示す、プリメインらしいトータルバランスは見事だ。

トリオ KA-7300D

井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

感覚的にフレッシュさがあるトリオのアンプを代表する現代アンプだ。

ラックス L-309V

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

完成度の高いロングライフの製品で、大人の風格をもつ。

ヤマハ CA-R1

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

価格の中に最高度の内容の充実を盛り込んだ使いよい実用機。

ソニー TA-F5

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

普及価格帯にありながら新しいテクノロジーを生かした買得品。

マランツ Model 1152

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

ブライトな外観とサウンドが一致した説得力豊かな性格のアンプ。

パイオニア A-006

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

物理特性の優秀性をスッキリとしたデザインの中に秘めた製品。

ビクター JA-S77

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

肌ざわりのいい質感が優れた特性に裏づけられた使いごたえのある製品。

オンキョー Integra A-705 DC

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

物理特性と聴感性の一致を求めて成功した優れたアンプ。

ヤマハ A-3

菅野沖彦

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

新鮮な感覚によるこのクラスの製品中の個性的存在。