Category Archives: スピーカー関係 - Page 77

JBL 2390

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 コンシュマーユースの537-509に相当する音響レンズ付ホーンである。やや独特な音をもってはいるが、これが個性であり、魅力である。こだわりのない性格が好ましい。

ダイヤトーン DS-28B

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 旧製品のDS26Bと、ヒット作DS251の良いところをとって作ったという感じの構成だが、結果的には251の延長線上でのグレイドアップモデルという印象で見事に仕上がった。

JBL L45-S4

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

175+HL91の組合せは、175DLHよりも抜けがよく、活気がある。この点がS4の最大の魅力で、スッキリとしたJBLらしい音は、001を上まわること確実。

JBL 2397

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 薄く魅力的なプロポーションをした木製ホーンである。金属ホーン固有の鳴きがないため音が素直なのがよい。それだけに、逆にドライバーユニットには優れたものが必要だ。

JBL LE85

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 いわゆるJBLサウンドの原点ともいうべき音をもったユニットである。クールで、ストレートな音は大変に魅力的であり、組合せホーンで、どのようにでも使えるだろう。

JBL L45-S4

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 小さな箱のL45にもホーン型高音の2ウェイが収められるのは発見だ。かつて名を馳せたランサー101の再現といってよい。割安で、本格的なJBLサウンドここにあり。

BOSE 901

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 いわゆる拡散型のシステムである。コーナーから1m程度離して置くのがポイントで、この場合、音場のひろがりは素晴らしく、狭い部屋が広い演奏会場と化するような感じだ。

アルテック 806A

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 この種のメタルダイアフラムを使ったユニットとしては、比較的やわらかく、まるみのある音をもっているために、使いやすいのが特長である。416や414にマッチする。

JBL 375

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 現在もっとも巨大口径のダイアフラムをもつドライバーユニットである。強烈なエネルギーを再生できるのが特長であるが、高域はシャープカットであり、トゥイーターが必要。

BOSE 901

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 背面からのエネルギーが前方の8倍、従って背面の壁面がサウンドに影響することが大きな特長であり、日本家屋ではウィークポイントともなり得る。これも使い方次第なのだ。

アルテック 612C Monitor

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 伝統的な同軸型ユニットを使ったモニターシステムである。古典型だけに、ワイドレンジではないが、あかるく活気がある音と、同軸型らしい明快な音像定位に特長がある。

ヴァイタヴォックス S2

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 英国系としては現存する唯一の大型ドライバーユニットである。聴感上はウェスターン系のものだが、音質は、完全に英国の伝統的な個性を受継いでいる。これは見事である。

JBL LE175

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 JBLのドライバーユニットとしては、マイルドな音をもっている。一般的には1217-1290を組み合わせるが、HL91のほうがクリアーでストレートな音になる。

ボザーク B410 Classic

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 なにしろ聴いたことのないような豊かなエネルギーのローエンド。どっしりとした低域に音楽のすべての音が安心しきって乗ってくれるという感じだ。良き時代の良き音の再現。

アルテック 802D

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 806Aと共通な音をもっているが、音の輪郭は一段とシャープであり、冴えている。それだけに、組合せホーンは、511Bよりも811Bのほうが好ましいようだ。

アルテック 291-16A

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 あまり高域が伸びた特性ではないが、大型ドライバーユニットの特長であるウーファーとのクロスオーバー周波数あたりのエネルギーは豊かである。明るく健康的な音である。

KEF B110

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 小口径ウーファーとして開発されたユニットだが、中域のスムーズさを生かしてスコーカーとして使うことが考えられる。能率の点からは、組合せが制限される。

エレクトロボイス 30W

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 巨大なスーパーウーファーである。一般の中型システムの低音補強用としても有効だ。鳴るべきときに鳴り、鳴ってはいけないときに鳴らない、この低音は見事といえるだろう。

JBL 2205

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 プロフェッショナルシリーズでは、適応性の幅が広いユニットである。VCインピーダンスが3種選択でき、新旧各種の高音ユニットが組み合わせるのもメリットである。

アルテック 414-8B

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 場所をとらずにフロアー型システムを作りたいという場合に好適なウーファーである。高音ユニットは、アルテックの811Bホーンと806Aの組合せが使いたい。

KEF B139MKII

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 KEF以外のスピーカーメーカーにも、かなり採用されている定評のあるユニットだ。音質としては柔らかいタイプだけに、コーン型や、ドーム型と組み合わせのが定石である。

JBL LE15A

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 f0が低く、やわらかいが、弾力性のある低音再生をする。エンクロージュアは小型の密閉型でもかなり鳴るが、やはり、バスレフ型やPR15を併用したドロンコーンが定石か。

ヴァイタヴォックス Bitone Major

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 英国系ウェストレックスとでもいいたいのがこのシステム。アルテックよりよりデリケート、JBLよりより繊細。しかも豊かな響き。迫力を追わなければピカ一のシステム。

ダルクィスト DQ10

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 Mr.ソール・マランツがこれと見込んだダルキストは、コンデンサーシステムの繊細な輝きとため息の出るような広帯域性とを豊かなハーモニーと共に再現できる音楽性を秘める。

サンスイ LM-022

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 山水の意欲的なシステムはデザインも斬新だがメカとしても新方式。スピーカーがふたまわりも大きくなったようなスケールの大きい響きと、充実した中低域から低域は魅力的。