Category Archives: 海外ブランド - Page 92

QUAD 33

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 時代の流れを越えて、誇りと伝統を貫くといったジョンブル精神をオーディオに凝縮したのが、このプリアンプだ。マニアであればサブ用として必ず欲しくなる魅力の強烈さ。

JBL 2135

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 いわばD130のプロフェッショナル仕様である。38cm口径フルレンジで連続100Wの大入力に耐え屈託のない音を轟かせる。高域は8kHzでダラ下りだ。

トーレンス TD125MKIIAB

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 型番末尾のABは、アーム及びベースの記号。ふつうSMEその他を組み合わせるが、本来装備しているアームの性能も決して悪いものでなく、リフターの扱いやすさなど特徴も多い。

フィリップス AD9710M/01

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 20cmのフルレンジユニットで実に魅力的なサウンドを持っている。強い個性的なキャラクターが音楽表現に肉付けとして働き、聴く者を説得してしまう。

デュアル 1229

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 軽針圧時代に入るや、またたく間に世界のオートチェンジャーを独占に近いほどの普及ぶりで、デュアル最高級チェンジャー。マニュアルプレーヤー以上ともいえる高い信頼性。

デュアル 1229

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 欧米での永いキャリアと販売実績で、最も信頼されているオートプレーヤー。いかにもドイツらしい堅実なまとまりをみせ、好みのカートリッジで確実に作動する。

アルテック 605B

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 38cm口径のコアキシャルで再生周波数帯域は広い。世界的なモニターとして長い伝統をもつ。高い音圧レベルで堂々とした音の再生が可能だ。

JBL D130

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 38cm大口径のフルレンジユニットだが当然、高域はのびない。しかし、その圧倒的な音圧感はJBLらしい明るさと力のみなぎったものだ。2ウェイとして使うとよい。

グラド FCR+

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 思いもかけぬ、という言い方どおりこの品質は価格から判断できぬ充実した音だ。中域のくっきりした力のある音と豊かな低域は、米国製らしからぬ優れたサウンドと追従性。

オルトフォン SL15Q

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 MC型として世界最初のCD4対応型。ずばぬけた超高域特性から、ステレオ用としても優れた対応特性を示す。ひとつにはイメージアップの製品ともみられるが割安だろう。

オルトフォン SPU-A/E

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 Gタイプよりも一段と重厚さと音像の充実感をもち、クラシックのベテラン音楽ファンにとってより大きな魅力を感じさせよう。本来業務用の製品で、やや重い針圧が必要だ。

デッカ DK30MKII

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 デッカ・ケリーで古くから知られたリボン(ヴェロシティ)型の最新型。能率が低目だしデリケートなので使いこなしに工夫が要るが、圧迫感のない自然な音は貴重。

KEF T27

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 B200ウーファーと組み合わせて3~3・5kHzで2ウェイを構成できる。プラスチックドーム固有の音色をよく抑えてあり、弦楽器の倍音などを、特有の美しさで聴かせる。

フィリップス AD160/T

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 小口径ドームとしては、1・5kHzとわりあい低いところから高域まで広い音域をカヴァーできる。ただしハイパワーには弱い。やや線が細いが柔らかく繊細な独特の音色が特長。

セレッション HF1300MKII

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 イギリス製のスピーカーシステムに比較的多く採用されている実績のある、適応範囲の広いトゥイーター。BBCモニターの高域はこれの改良型。高域のレインジはそう広くない。

オルトフォン F15

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 オルトフォンの作るMI型のカートリッジの中でもっとも安価ながら、さすがに落着いたバランスでプレゼンスのいい音場が再生される。0・6ミルの丸針つきで堅実な製品。

JBL 075

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 弦やヴォーカルのきつさを嫌うには使いにくい製品だが、反面、生のシンバルの圧倒的なエネルギーを迫真的に再現したいと思うと、これ以外に思いつかないトゥイーター。

JBL 2405

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 075の発展型だが、振動板もホーンも別もので、高域のレインジを極力広げ、新しい時代のスーパートゥイーターとして独自の地位を築いた。超高域のみ使うのがコツ。

オルトフォン SPU-GT/E

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 オルトフォンのカートリッジの代表といってよいMC型。現役製品とはいいかねるが、その艶、豊潤さ、重厚な肉付きなど、少々の特性の悪さを上廻る音の魅力の強みだ。

JBL 2395

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 鷲が翼を広げたように大きなホーンレンズで、♯2440又は375との組合せで、広い帯域をフラットに再生するが、家庭用としては、ホーンの共振を防ぐ工夫がぜひ必要。

オルトフォン FF15

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 オルトフォンの中域から低域への力強く豊かなサウンドを主軸に、ややソフトな中高域とくっきりした高域で海外製らしく幅広い音楽に応じられ、トレースの安定性も優秀。

JBL 2305

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 以前のコンシュマー用LE175DLHのホーンレンズと同じ。独特の音響レンズでおとなしい音を聴かせるが、高域のレインジは狭いので♯2405を追加する方がいい。

エレクトロアクースティック STS155

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 ややソフトな中域と優れたバランスは豊かな低域が大きい支えだ。針圧に対する余裕が幅広いユーザーに適応しよう。ヨーロッパ製を、というときには誰にも推められよう。

JBL HL91

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 LE85又は175、あるいはプロ用の同系のドライバー用の標準ホーン。バッフルマウントが必要。500Hzから使えるが、できれば1kHz以上で使う方がホーンのくせが減る。

KEF T15MKII

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 あらゆるKEFシステムのハイエンドにおける広帯域特性と、品位高いソフトな響きが、このユニットによる再生ぶりのすべてだ。価格も国産品と大差ない。