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ヤマハ NS-1000M(組合せ)

瀬川冬樹

続コンポーネントステレオのすすめ(ステレオサウンド別冊・1979年秋発行)
「第18項・こんにちの日本を代表するヤマハのNS1000M」より

 この辺でそろそろ、わが日本のスピーカーについて研究してみる。私自身は国産のスピーカー全般をあまり高く評価しないものだから、日本のメーカーやオーディオ界から、舶来主義者みたいに言われているが、しかしアンプ類は十二分に評価しているし、事実、国際市場でも、日本のアンプやその他のパーツは高く評価されながら、スピーカーだけは、いまひとつ良く言われないということは、周知の事実なのだ。
 そうした中で、ヤマハのNS1000M(モニター)は、スウェーデンの放送局でモニター用として正式に採用されるなど、いわば国際的な市民権を獲得した国産最初のスピーカーと言ってよい。またわが国でも、発売後すでに5年を経てなお、人気がおとろえないという実績が、スピーカーの良さを裏づける。このスピーカーは,とくに一〜二年以上ていねいに鳴らしているうちに、次第に音がこなれて滑らかさを増してきて、いっそう評価が高くなるということもロングセラーの秘密のひとつかもしれない。
 難をいえば、黒の半艶のいささか素気ない塗装に、金網をかぶった低・中・高音の三つのユニットのむき出しの、機能本位といえば体裁がいいがいささか挑発的ともいえるデザイン。ただ、それを嫌う人のためには、MのつかないNS1000という、渋いデザインの製品もあることをつけ加えておく。音質はわずかに異なり、M型よりも少々おっとりしている。
 いずれにしてもNS1000(M)は、大別するとアキュレイトサウンドのグループに入れることができる。そして、いままでに例にあげた中では、KEFやスペンドールよりもJBLの鮮烈な鳴り方のほうに近い。したがって、コンサートプレゼンスよりは楽器を眼前にリアルに展開するタイプ。
 ブックシェルフ型、といってもやや大ぶりだし、重量もかなりあるから、本棚等に収めるわけにゆかないし、その性能を生かすためにも、周囲にあまりものを置かず、周辺を広くあけて、三十センチ前後のしっかりしたスタンドに乗せ、タテ位置で使うのが標準的な鳴らしかただ。その点はスペンドールなどの置きかたと共通点がある。
 音量は相当に──楽器のナマの音量程度までも──上げることが可能だが、かなり鳴らし込んだ後でないと、少々やかましい感じがなくなりにくい。
          ※
 さて、NS1000Mう生かす組合せだが、なぜかこのスピーカーは、味の濃い音のアンプやカートリッジを拒む傾向があって、どちらかといえばサラッとした感じの素直な音で統一したほうがいいらしい。で、いろいろやってみると、アンプ(チューナー)は、同じヤマハがやはりよく合う。ほかにというなら、ラックスかテクニクスの系統だろう。また、カートリッジはここ数年来、ヤマハ自身が、アンプ、スピーカーの音ぎめに、シュアーをひとつの標準に採用しているので、やはりV15タイプIVはひとつあげておく。やや高価な組合せと、スピーカーの能力を生かすに必要最低のラインと、ふたとおり示しておく。

スピーカーシステム:ヤマハ NS-1000M ¥108,000×2
コントロールアンプ:ヤマハ C-2a ¥170,000
パワーアンプ:ヤマハ B-3 ¥200,000
チューナー:ヤマハ T-2 ¥130,000
プレーヤーシステム:ヤマハ YP-D10 ¥128.000
カートリッジ:シュアー V15 TypeIV ¥39,800
計¥883,800

スピーカーシステム:ヤマハ NS-1000M ¥108,000×2
プリメインアンプ:ヤマハ CA-2000 ¥158,000
チューナー:ヤマハ T-1 ¥60,000
ターンテーブル:ラックス PD-441 ¥125.000
トーンアーム:SME 3009/SeriesIII ¥74,000
カートリッジ:スタントン 881S ¥62,000
計¥695,000

ラックス L-58A

井上卓也

ステレオサウンド 52号(1979年9月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 先般、新発売されたプリメインアンプL309Xを従来からのラックスサウンドを継承したトップランクの製品とすれば、今回、続いて発売されたL58Aは、ラックスの新世代を意味する新回路設計とサウンドをもつ、新しい展開の第1作である。
 外観上で、伝統的な木枠をもつフロントパネルは見慣れた雰囲気であるが、ファンクションスイッチは、従来のレバー型を多用するタイプから、角型に縁どられた横方向に動く小型のレバー型に変更されたため、全体の印象は相当に異なったものとなっている。
 外観の変化に呼応するように回路構成も新しいチャレンジが感じられる。ブロックダイヤグラム的には、MC型カートリッジのインピーダンスによりゲインが20〜28dBに変化する利得自動調整型MCヘッドアンプ、FET差動入力でカスコードブートストラップ回路採用で42・4dBの現在の標準からは利得が高いイコライザーアンプ、前段に利得0dBのFET入力でカスコード接続ソースフォロア一回路のバッファーアンプをもち、回路構成を同じくする利得0dBの湾曲点3段切替のラックス型トーンコントロール、全段プッシュプル構成で出力段にMOS型FETを使い、無信号時に300mAのアイドリング電源を流しスイッチング歪を除いたラックス独自のスタガ一方式により、出力10Wまでは純A級動作をするスタガー方式A級動作のパワーアンプの5ブロック構成で、バッファーアンプとトーンアンプは、フロントパネルの小型プッシュスイッチでバイパスが可能である。
 設計上のポリシーは、基本的にアンプのNFBをかける以前のオープンループ利得を抑え、NFB量を適度に保つ、ローNFB設計がポイントである。このためには裸特性の優れたことが条件となるが、例えばパワーアンプでは、オープンループ利得80dBで定格出力時の歪率0・2%、NFBをかけた後の利得は43dB、歪率0・005%になっている。これが従来の設計ではオープンループ利得が100〜120dB、NFB後の利得が32dB程度とのことである。
 また、NFB量を少なくしたときに生じやすい低域の音質劣化を改善するために、一般のNFBの他に、DC・NFBを併用するデュオβ回路が採用され、超低域成分を抑え低域の分解能を向上している。
 さらにイコライザーアンプでは、低域の裸利得を上げ、高城と低域のNFB量の差を少なくし、TIM歪の低減を図り、イコライザーアンプの低域カットオフ周波数を5Hzに設定している。
 L58Aは、低域から高域までフラットに伸びきった広い周波数レスポンスとクリアーに引締まった、クッキリと粒立つ音が特長であり、従来の滑らかで柔かく、それでいて豊かなラックストーンとは全く異なる音だ。力強くゴリツとした低域と適度に輝やく中高域は巧みにバランスし、新しい実体感のある魅力の音を聴かせる。

サンスイ AU-D907

サンスイのプリメインアンプAU-D907の広告
(スイングジャーナル 1979年7月号掲載)

AU-D907

ジュエルトーン MP-50J, No103J

ジュエルトーンのカートリッジMP50J、アクセサリーNo103Jの広告
(スイングジャーナル 1979年7月号掲載)

MP50J

ビクター S-W300

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 30cmウーファーと38cmドロンコーンを使ったスーパーウーファーで、別売のアクティブフィルターとの併用により豊かな超低域再生が可能なものだ。

トリオ LS-202

井上卓也

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 トリオのスピーカーシステムは、完全密閉型全盛時代にも軽量級コーンを採用するなど、かなり独自の構想による開発をおこない、オリジナリティの豊かな点に特長があるが、今回発売された新製品は、コーン型ユニットで構成する25cmウーファー使用の3ウェイシステムである。
 ウーファーは、アコーディオンエッジと新開発のホットプレス製法によるコーン紙を使用し、10cmスコーカーは、センターサポート方式、4cmトゥイーターは、特殊制動剤使用によるエッジレス型となっているところが特長である。
 バッフルボードは、ユニット間の振動による機械的なクロストークを避ける目的でスコーカーとトゥイーターはサブバッフルにウーファーからの振動を抑えて固定する2層構造・分離型と名付けられた特殊な構造を採用し、ネットワーク関係からの電気的クロストークはコイルの独立配置などでユニット間の干渉を防止している。
 LS202は、各ユニットの固有の共鳴音が巧みにコントロールされ、システムとしてのつながりは、レスポンス的にも音色的にもスムーズである。聴感上での周波数レスポンスは、とくにワイド型ではないが滑らかに伸びており、クリアーでシャープな音を聴かせる魅力がある。

ダイヤトーン DS-25BMKII

井上卓也

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 数多くの機種を揃えているダイヤトーンのスピーカーシステムのなかでも、2ウェイ構成で、バスレフ型エンクロージュアを採用したタイプは、放送用モニターとして高い評価を得ている2S305以来の伝統的な同社の基本路線を踏襲したシステムである。DS25Bは、この路線のもっとも小型なブックシェルフ型システムであったが、今回、細部にいたるまで改良がくわえられて、MKIIとしてフレッシュアップされた。
 外形寸法、ユニット構成などはDS25Bを受継いでいるのは当然のことながら、外観上での大きな変化は、バッフルボード面でのユニット配置が、音像定位の明確化を計ったため左右対称型となり、各ユニットの仕上げが、メタリック調を強くした明るくシャープな感覚になったこと。細部では、トゥイーターのレベル調整が従来の3段切替から−方向に一段多くなった4段切替になったことであろう。
 25cmウーファーは、中域のレスポンスを改良するためにメカニカルフィルター装備であり、新設計による5cmコーン型トゥイーターは、ダイヤトーン独自のオリフィス構造とフレーム共振を低減する剛性が高い新しいフレームと、センターキャップに高域レスポンスを伸ばす目的のチタンドームを採用した点に特長がある。また、ネットワークは、伝送ロスを抑えた低歪コア入りコイル、要所要所にはメタライズドポリエステルフィルムコンデンサーを選択して使用しており、歪特性の改善をポイントにしている。
 MKIIとなって、スピーカーシステムの性質は従来のモニター的なタイプから一段とバーサタイルなタイプに変ったようだ。音色は明るくなり、ステレオフォニックな音場感の、とくに前後方向の再現がナチュラルになり、中高域のキャラクターが抑えられて、この帯域の音が滑らかで透明になったのがDS25Bとの比較で明瞭に聴きとれる。

Lo-D HS-430

井上卓也

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 今回発売されたHS430は、既発売のオールメタル振動板採用の3ウェイシステムHS630につづく、同じ構想の新製品である。
 ユニット構成は、全部のユニットにメタル振動板を採用した3ウェイ方式で、30cm口径のウーファーL3001は、昭和48年に同社最初のメタルコーン採用のフロアー型システムHS1500のウーファーL301をべ−スとしたユニットである。そのため、コーン形状、外径、エッジ幅は同一だが、コーンの構造が変更され軽質量化が計られている。L301では、100μのアルミ合金箔を2枚使用し、その間に発泡材を使用していたが、今回は200μの1枚の単板メタルコーンとしたために強度は約8倍になり、質量は約8g軽く、能率は約4dB向上している。しかし、低い周波数では、逆にツリガネ振動を発生しやすくなるため、大型のメタルセンターキャップを装着し剛性を高めて解決している。また、エッジはゴムコーティングのギャザードエッジ。チタンのボイスコイルボビンとコーンの接合部にはブチルゴム系のメカニカルフィルターを取付け、メタルコーンの高域共振のピークを電気的なピークコントロールを使わずにメカニカルにコントロールしている特長がある。
 5・5cm口径のメタルコーン型スコーカーM5501は、ウーファー同様のメタルコーンとギャザードエッジ採用で最低共振周波数280Hz、14、000ガウスの磁束密度をもつ磁気回路を使用している。2・5cm口径チタン振動板採用のドーム型トゥイーターH2501は、アルミダイキャスト製フレームと耐熱性ボイスコイル採用の高耐入力設計によるものだ。
 エンクロージュアは、バッフルボードにカラ松材を主とした針葉樹の3層構造パーチクルボードを使用したバスレフ型で、マホガニー調仕上げである。ネットワークは12dB型、中音と高音に6dB連続可変型レベルコントロール付で、コイルはフェライトボビンに巻いた低抵抗型を、コンデンサーは重要な部分にはメタライズドポリエステルフィルム型を使用している。
 HS430は、聴感上でナチュラルに伸びた周波数レスポンスをもち、音色は明るく、各ユニット間のつながりは十分にスムーズである。音の粒子は細かく緻密であり、この価格帯のシステムとしてはクォリティが高く、従来の製品よりも音の表現が一段とダイナミックになったのが特長である。

トリオ LS-202

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 今までの同社のスピーカーとは全く開発の姿勢が変り、抜けのいい力のある豊かな弾力性に富んだ低音を再生する25cmウーファーをベースにした、スケールの大きな再生音の得られる3ウェイブックシェルフの最新作。大音量再生に十分応えることができるワイドレンジ型だ。

デンオン SC-104/II

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 ピアレスのユニットを採用した最初の製品のマイナーチェンジモデルである。25cmウーファーをベースにした3ウェイモデルだが、ロングライフを続けているだけあってまとまりやバランスが一層よくなって、実にナチュラルな音の出方をする。

ラックス MS-10

井上卓也

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
「SOUND QUARTERLY 話題の国内・海外新製品を聴く」より

 ラックスといえば、現在に至るまで管球式のアンプを作りつづけるアンプ専業メーカーというイメージが強いが、創業以来50年をこすキャリアを誇るだけにプレーヤーシステムやスピーカーシステムの分野でも独自な発想に基づいた製品をタイムリーに開発し、つねに話題を提供してきたことを知る人も多いことであろう。
 今回発売されたMS10は、昨年の全日本オーディオフェアに展示された一連のスピーカーシステムのなかから最初に製品化されたものと考えられる小型ブックシェルフ型である。トールボーイ型のプロポーションをもつエンクロージュアは、箱の後面に複数個の小孔をあけエンクロージュア内部の空気圧をコントロールするマルチベントチューニング方式と名付けられたタイプで、密閉型ほどウーファーのコーンに圧力がかからず、バスレフ型のように共振点をもたずコーンの動きの非対称性がない特長をもつとのことだ。材料はハイダンプド硬質パーチクル板で内部には吸音とパーチクル板の振動を抑える目的で粘弾質含有発泡吸音材スーパーシールが貼付けられ不要輻射を低減している。
 ユニット構成は2ウェイ型で、20cmウーファーは、コーン材料にアラミド系繊維のネットに化学処理を施し加熱成型をした新素材を採用し、エッジはポリウレタンフォーム、ダンパーはコーンと同じ素材、フレームはアルミダイキャスト製バーアーム型と数多くの特長をもつ。2・5cm口径のポリエステルフィルムドーム振動板使用のトゥイーターは、ウーファーとのつながりを重視した素材選択の結果選ばれたもので広帯域、高耐入力設計によるものである。
 ネットワークは、景近その使用部品が注目されているところだが、ここでは低域側、高域側ともに18dB/oct型が採用され、ユニット相互間の干渉を少なくするため補正回路を設け、クロスオーバー周波数付近のマスキング効果の発生を防いでいる。素子のコイルは低損失型、コンデンサーはメタライズドフィルム型を使い、レベルコントロールは付属していない、いわゆる固定型である。なお、スピーカー端子は太いコードでも確実に接続できるリード挿入式の大型ターミナルである。
 MS10のもっとも大きな特長は、アラミド系繊維をウーファーコーンに導入したことにある。各種のプラスティック系の材料を応用した例は国内製品には珍しいが、英国系のスピーカーシステムには比較的多く使用されているようだ。新材料を採用したためか、MS10は音色が軽く明るいタイプで、音の反応が速い特長がある。聴感上での帯域バランスは、小型ブックシェルフ型のつねで、やや高域に偏ったタイプで、セッティング場所を選び、バランスを補正した後にさらにアンプ側のトーンコントロールで補正するのがオーソドックスな使用法だ。MS10には粒立ちが細かく滑らかなアンプがマッチする。

ビクター SX-3III

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 トゥイーターはソフトドームを使った、ブックシェルフ型の代表といっていいロングライフのものだけあって、リニアリティもよく、本格的な再生にも小音量で鳴らすにもいいスピーカーだ。音のタッチに明確な実感がある。

ラックス MS-10

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 新たにスピーカー開発に乗り出した同社の第一作で、アラミド系コーンの20cmウーファーと2・5cmドーム型トゥイーターを組み合わせた2ウェイシステムである。この価格とこのサイズ(W25×H54×D26cm)の中では比較的オーソドックスなリプロダクションが可能であり、すっきりとした歪みの少ない音とスケールの大きな再生音が得られる本格派だ。

ソニー SS-5GX

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 小型だがハイパワー再生が可能な設計がなされているだけあって、迫力あるサウンドが楽しめる。音の自然な響きという点では少々メカニックな感じもしなくもないが、精緻な音であることは確かだ。

ビクター S-05

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 リボン型トゥイーターを採用した3ウェイシステムだが、SX7IIに共通する透明度の高い音が魅力。品位が高く表現力の大きなスピーカーだ。

デンオン SC-106

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 5cmコーン型トゥイーターを2個使う3ウェイ4スピーカーのシステムで、ナチュラルな音の感触が魅力のワイドレンジ型。ソースは選ばない。

テクニクス SB-7000

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 ロングライフを誇るフロアー型。グラマラスなスケールの大きな再生音が得られることが特徴だ。

ビクター SX-7II

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 本格的ブックシェルフの代表的構成をもち、透明度が高く素晴らしい奥行き感、ステレオ感を再生してくれる。

デンオン SC-101

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 同社の最新モデルで、小型ローコストにまとめられているが、再生音には癖がなく、それでいて決して物足りなくないという点で、いろいろなプログラムソースでも満足感が味わえる製品だ。

ヤマハ NS-890

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 先の690IIに比べ、より明るく説得力のあるスピーカーで、スケールの大きさ、パンチ力がある。

ヤマハ NS-10M

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 小型ブックシェルフスピーカーながら、迫力ある音を再生する、どちらかというとヤング志向の音楽に向いた製品だ。18cmウーファーと3・5cmドーム型トゥイーターによる2ウェイ。

ダイヤトーン DS-401

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 スケールの大きな再生音を聴かれる人に適したワイドレンジ型。音の緻密さやキメの細かさもダイヤトーンらしい密度の高さをもっている。

デンオン SC-107

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 3ウェイ5スピーカーシステムながら、明確な音像の輪郭と豊かな肉づき、バランスのいい自然な音を再現する本格派スピーカーである。

ヤマハ NS-690II

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 いい意味での日本的な良さをもった数少ないものの中の一つだと思う。淡泊な美しさの中に透明な味わいがあり、品のいい音を再生してくれる製品だ。

サンスイ SP-LE8T

菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

 20cmシングルコーンの名作LE8Tを一発収めたシステムで、明るく抜けきったJBLサウンドを、実にバランスよく苦労なく鳴らすことができる。