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フォスター G-11, G-33, G-44, FE-103SR, FE-133SR, FE-163SR

フォスターのスピーカーシステムG11、G33、G44、スピーカーユニットFE103SR、FE133SR、FE163SRの広告
(スイングジャーナル 1969年11月号掲載)

foster

フォスター F-25, F-30, F-33, FCS-200, FCS-250, FCS-300

フォスターのスピーカーシステムF25、F30、F33、FCS200、FCS250、FCS300の広告
(ステレオ 1969年9月号掲載)

F30

フォスター FCS-250, F-25, F-30

フォスターのスピーカーシステムFCS250、F25、F30の広告
(スイングジャーナル 1969年8月号掲載)

FCS250

フォスター F-25, F-30

フォスターのスピーカーシステムF25、F30の広告
(スイングジャーナル 1969年5月号掲載)

F30

フォスター FCS-300

フォスターのスピーカーシステムFCS300の広告
(スイングジャーナル 1969年4月号掲載)

FCS300

フォスター FCS-250

菅野沖彦

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より

 このスピーカーは、スケールが小さく、迫力を要求されるプログラム・ソースでは多少物足りなさが感じられる。しかし、音質は柔らかく、しかも腰があって好ましいし、全帯域にわたってのバランスも大変素直で抵抗感がない。ブックシェルフ・タイプとしてはもっとも標準的な音という印象を受けた。これで、切れ込みが今一歩鋭く、締まりが利いてマッシヴな音となればいうことなし。小じんまりとした美しさとまとまりをとるべきだろう。

フォスター FCS-200

菅野沖彦

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より

 高域の制動不足と暴れが感じられ、高弦がちりついて耳障りだった。そのために全体のバランスがやせ気味になり量感に欠けている。オーケストラの豊かな迫力が小さくまとまってしまって雰囲気が十分出てこない。シンバルの響きもシンシンと細い棒をたたいているようで不自然。音づくりの派手なソースを軽く聴き流す程度にはともかく、がっしり対峙して機器込むシステムにはなり得ない。

フォスター FCS-300

菅野沖彦

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より

 低域ののびが不足し、また、中高域のまとまりや連続性もよくない。音のキャラクターが荒く、きめの細かい、緻密な再生音は期待できない。ベルリン・フィルが安っぽい音になってしまったし、源のしなやかな美しさも出てこない。ジャズのベースの音もしまりがなくだらしのない響きとなる。価格から考えても同クラスの他製品の間で占める位置はどうしても低くならざるを得ない。残念ながらもう一歩というところである。

フォスター FCS-250

瀬川冬樹

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴 純粋聴感で選ぶベストシステム」より

 切替えたとたんに音量がぐんと小さくなる。能率が低いという点では、No.5やNo.27に次ぐ製品だから、出力の大きいアンプが必要だろう。何を鳴らしても一応ソツなくこなすという性質は26や33に似ているが、音質の傾向はずいぶん違って、少し抑制が利きすぎたのではないかと思えるほど、控え目で地味で、しかも無味乾燥になる一歩手前でうまくまとめたという感じである。いわば、入社早々で少しばかり固く構えているという風情だが、しかしこの生真面目さは、仲なか好ましい。
テスト番号No.2[推選]