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アルテック Malaga

アルテックのスピーカーシステムMalagaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1970年7月号掲載)

Malaga

アルテック Malaga

アルテックのスピーカーシステムMalagaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1970年6月号掲載)

ALTEC

アルテック BF419 Malaga

アルテックのスピーカーシステムBF419 Malagaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1970年5月号掲載)

ALTEC

アルテック BF419 Malaga

菅野沖彦

スイングジャーナル 3月号(1970年2月発行)
「SJ選定 ベスト・バイ・ステレオ」より

 今月は、ジャズの本場アメリカで生れて育ったスピーカーがベスト・バイとして取り上げられることになった。
スピーカー・メーカーの名門アルテックの419Aと3000Hの2ウェイ・システムである。
 アルテックの419Aは30cm口径の全帯域型スピーカーとして、既に本誌でも新製品として紹介したが、これを組み込んだものが、通称マラガという名前のシステムである。そして、この〝マラガ〟は、後日、3000Hトゥイーターを附加して2ウェイに出来るようになっているのだが、なんといっても、30cm口径の全帯域では高域はやや不満で、システムとしては3000Hがついて完成の域に達するといってよい。
 アルテックのスピーカーの全体的傾向といってもよいが、このシステムの中音域の充実と、高能率による明るく抜け切ったサウンドの魅力は他のいかなるスピーカーからも味わえない圧倒的な迫力で、これほどジャズの再生に適したものも少なかろう。デンシティの高い音は、楽器のイメージをきわめてリアルに再現するのである。
 マラガについて少し具体的な説明を加えると、エンクロージュアは、ブック・シェルフ・タイプで、パイプ・ダクト・タイプのテユーニング・ポートをもった位相反転型の変形である。これは、419Aを極力コンパクトにまとめるべく設計されたもので、輸入元のエレクトリが完成した。419Aは中央にドーム・ラジエーターをもち、頂角の異った二重コーンをもった特殊構造のスピーカー・ユニットで1kHz以下を外側のコーン、それ以上を内側のコーンでラジエートするようになっている。アルテックではこれをバイ・フレックスと呼んでる。3000Hはアルテック唯一のトゥイーターで、本来2ウェイを主力にしている同社の大型システムの中高域ドライバー・ホーンは高域まで十分にカヴァーするので、このトゥイーターはあまり使われないが、この全帯域用と組み合わせると大変うまくマッチして、419Aの音のスケールと品位を一段と高めるのである。このトゥイーターは繊細で柔い、しなやかな高音を持ち、これが、ダイレクト・ラジエーションのコーン・スピーカーの中高音域のキャラクターと自然に連るのである。419Aのもつソリッドな中高域にのって、美しいハーモニックスを再現し、ジャンジャン、シンバルの金のアタックと余韻にふるえるハーモニックスが生き生きと響く。そして、とかく、もぐり勝ちなスネアーやトムトムの張りのある音の鳴りも抜群である。欲をいうと、内容積が小さいので、低域ののびがもう一息といったところだが、アンプのほうで少しブーストしてやればよいだろう。
 私は、このシステムに準じたものを可搬型のモニターとして使っているが、あまり音がよいので、録音時のアラさがしがまどわされるぐらいである。しかし、これで、プレイバックした音には、今までセッションにつき合った多くのジャズ・メンが満足の意を表してくれた。アルテックのもつ血の通った、生命力溢れる音には、製作者も意識しない、血と伝統、風土が生きていると思う。この強い訴えをもった音は、プレイヤーの感情の起伏をあり
ありと伝えてくれるのである。日本のジャズメンでは渡辺貞夫が、このシステムを愛用しているし、ジョージ大塚もお気に入りだ。また、近々新宿のピットインの二階の試聴室にも入るようだから機会があったら聞かれることをおすすめする。ジャズ向きのスピーカーというのがあるかないか? などとよくいわれるが、あるとすれば、このシステムなどはもっともジャズ向きといってよいのではなかろうか。それは、このシステムが全帯域のバランスというよりは、音そのもののガッツの豊かさに特長があるからである。

アルテック BF419, 3000H, N3000E

アルテックのスピーカーシステムBF419、トゥイーター3000H、ネットワークN3000Eの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1970年2月号掲載)

ALTEC

アルテック A7

アルテックのスピーカーシステムA7の広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1970年1月号掲載)

ALTEC

アルテック Malaga

アルテックのスピーカーシステムMalagaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1969年12月号掲載)

ALTEC

アルテック Medina

アルテックのスピーカーMedinaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1969年11月号掲載)

ALTEC

アルテック Medina

アルテックのスピーカーシステムMedinaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1969年10月号掲載)

ALTEC

アルテック A7-500, Medina

アルテックのスピーカーシステムA7-500、Medinaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1969年9月号掲載)

ALTEC

アルテック BF419 Malaga

アルテックのスピーカーシステムBF419 Malagaの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1969年8月号掲載)

ALTEC

アルテック Lido

菅野沖彦

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より

 全体のバランスはよくとれているが、ややハイ不足で、どこか位相歪みのような不自然な部分(中低域)があり、音がのびきらない。しかし、締まったソリッドな音色は印象的で、ピアノなどの衝撃音には腰の強い引きしまった再生音が得られた。こうした傾向はジャズの再生により好適で、オン・セットのリアルなベースの再現は大変鮮やか。音像のイメージも明解である。どちらかというと全体に平均した周波数分布をもつソースでアラがでる。

アルテック BF419 Malaga

菅野沖彦

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」より

 クオリティは大変高い音だと思う。締まっていて硬軟合わせもった緻密で腰のしっかりした音だ。しかし、高低域がのび切らず、レンジの狭さがなんとしても気になる。オーケストラの中でのオーボエなどのソロでは魅せられるほど素晴らしい音を聴かせてくれているのに、テュッティになるとバランスせずスケールがくずれる。ただし、ジャズにはマッシヴな中域がものをいって充実した再現が得られ迫力ある安定した再生音が得られた。驚異的な高能率。

アルテック Lido

瀬川冬樹

ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)
特集・「スピーカーシステムブラインド試聴 純粋聴感で選ぶベストシステム」より

 能率のあまり良い方でなく、しかも周波数レインジもあまり広い方ではないという音で、切替え比較では、ラフな聴き方をされると損な製品という点では、No.2にちょっとにているが、音の品位は相当に高く、これなら室内楽でもじっくり聴き込める。そして、どんなソースでもイヤな音を決して出さない。はったりも何も無い音だから、レコード音楽に長いこと親しんだ人でないと、見過ごしそうな音だと思うが、ともかく良い製品だ。

テスト番号No.16[推選]

アルテック 419A

菅野沖彦

スイングジャーナル 1月号(1968年12月発行)
「SJ選定新製品試聴記」より

 アルテックといえばオーディオに関心のある人でその名を知らぬ人はあるまい。アメリカのスピーカーといえば、アルテックとジムランの名がすぐ浮ぶ。ジムランはもともとアルテックから分れた会社で、アルテックがプロ用機器をもっぱら手がけジムランが家庭用を主力にしていることもよく知られている。もっとも、このプロ用と家庭用なる区別は、なにによってなされるのかははなはだ不明瞭であって厳重な規格や定義があるわけではない。しかし、現実にその両者の差は優劣ということではなくて、製品のもっている特長、個性に現れているといってよいだろう。
 ところで、スピーカーというものは、音響機器の中でももっともむづかしいものであることはたびたび書いてきた。つまり、優劣を決定するのに占める物理特性のパーセンテージがアンプなどより低いのである。直接空気中に音波を放射して音を出すものだけに使用条件や音響空間の特性も千差万別で、そうした整備統一も容易ではない。そして音質、音色の主観的判定となると実に厄介な問題を包含しているわけだ。それだけに、業務用、一般用という区別はスピーカーにとって大きな問題とされる。業務用スピーカーといえばモニター・スピーカーといったほうが早く、モニター・スピーカーとはなにか? という論議は時々聞かれる。
 モニター・スピーカーはよくいえば基準になり得る優れた特性のスピーカーというイメージがあるし、逆にひねれば味もそっけもない音のスピーカーというイメージにもなるのではないか。
 この辺がモニター・スピーカーとは何かという論議の焦点だ。私としては、モニター・スピーカーと鑑賞用スピーカーの区別は音質や音良の面ではつけるべきではなく、良いスピーカーはいずれにも良いと考えている。強いてモニター・スピーカーに要求するとすれば、許容入力であって、少々のパワーでこわれるものはモニターとしては困る。実演と同次元で再生することが多いから、かなりの音量をだすことが必要なのである。ただし、許容入力は常に能率とのバランスで見るべきで、同じ20ワットの入力でも能率が異れば出しうる音量はまったくちがってくる。この点、アルテックのスピーカーはすべて大変能率がよく、許容入力も大きい。絶対の信頼感がある。そしてさらにその音質は音楽性豊かというべき味わいぶかいものだ。
 今度発売される419Aというユニットは30cmの全帯域型で、きわめて独創的なものだ。バイフレックスといって2つのコーンが一体になったような構造で1000Hzをさかいに周波数を分担している。この2つのコーンはそれぞれ異ったコンプライアンスと包角をもっており、さらにセンターにアルミ・ドームのラジエターで高域の輻射をしている。これは30cmスピーカーとしては小型なパイプダクト式のキャビネットに収められ〝マラガ〟というシステムとして発売されるという。
 私の聴いたところでは実に明晰な解像力をもっていて音像がしっかりときまる。固有の附随音が少く、抜けのよいすっきりとした再生音であった。マッシヴなクォリティは他のアルテックのスピーカーに共通したものだ。また能率のずばぬけてよいことも特筆すべきで.大音量でジャズを肌で感じるにはもってこいのスピーカーであろう。モニターとして鑑賞用として広く推薦したい製品。
 欲をいうならば最高域が不足なので、同社の3000HトゥイーターをN3000Hネットワークと共にブラスすると一段と冴えると思う。

アルテック A7

アルテックのスピーカーシステムA7の広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1968年11月号掲載)

ALTEC

アルテック Magnificent (A7-500W-1)

アルテックのスピーカーシステムMagnificent (A7-500W-1)の広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1968年6月号掲載)

A7-500W

アルテック Magnificent, Valencia, Verdi, フィッシャー XP6, XP15, XP33

アルテックのスピーカーシステムMagnificent、Valencia、Verdi、フィッシャーのスピーカーシステムXP6、XP15、XP33の広告(輸入元:秘本楽器)
(スイングジャーナル 1967年11月号掲載)

ALTEC

アルテック 843B, 848A, 847A, 890A, 836A

アルテックのスピーカーシステム843B、848A、847A、890A、836Aの広告(輸入元:日本楽器)
(ステレオ 1967年9月号掲載)

ALTEC

アルテック Magnificent, Valencia, Verdi

アルテックのコンシュマー用スピーカーシステムの広告(輸入元:日本楽器)
(スイングジャーナル 1967年8月号掲載)

アルテック 604E, 755C, 402D, 3000H, 2000D, 806A, 811B, 416A

アルテックのスピーカーユニット604E、755C、402D、3000H、2000D、806A、811B、416Aの広告(輸入元:日本楽器)
(スイングジャーナル 1967年5号掲載)

ALTEC

アルテック DIG

アルテックのスピーカーシステムDIGの広告(輸入元:エレクトリ)
(スイングジャーナル 1972年4月号掲載)

ALTEC2