マッキントッシュのコントロールアンプC22、C28、パワーアンプMC275、MC2105の広告
(スイングジャーナル 1972年11月号掲載)
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マランツ Model 3300, Model 500
SAE MARK XII, MARK I, MARK IX, MARK IIB, MARK III
ラックス SQ38FD, CL35II, CL350, MQ36, MQ60, MQ60 CUSTOM
テクニクス SU-3000, SU-3100, SU-3300, SU-3400, SU-3602, SU-50A, SU-10000, SE-10000
サンスイ AU-6500, AU-7500, AU-666, AU-888, AU-999, CA-606, BA-100, BA-150, TU-7500, TU-666, TU-888, TU999, TAC-505, QR-500, QR-1500, SAX-350D, CD-5A, QS-1, QS-100
ケンクラフト GP-830, GM-820, GF-802
パイオニア QA-80A, QC-80A, QM-80A
ラックス CL350, MQ60C
テクニクス SU-10000, SE-10000
パイオニア QA-80A, QC-80A, QM-80A, QX-401, QX-801, QL-60A, QD-210
ラックス SQ38FD, CL35II, MQ36, MQ60, LX77, BOSE 501, 901, B&W DM-1, 70 Continental
オンキョー Integra 725, Integra 732, Integra 733, Integra 931, Integra 433S
オンキョー Integra 725, Integra 732, Integra 733, Integra 931, Integra 433S
パイオニア SM-3000
ダイナコ A-25X, Mark III, ADC ADC10/E MK-IV, ヴァイタヴォックス AK155, S2, CN157
パイオニア QC-80, QM-80
ラックスキット A-3300, A-33, A-3500
パイオニア SM-3000, SM-101
JBL SG520, SE400S, SE460
岩崎千明
スイングジャーナル 11月号(1971年10月発行)
「supreme equipment 世界の名器を探る」より
71年の看板商品だったアクエリアス・シリーズが評判の割に1型、4型を除き、宇宙的デザインの主要高級品2、3が本国で思わしくないとかの噂。世界のJBLも近頃はその威光にかげりが見えたとか、ささやかれている。
これを吹き飛ばすかのようにプロフェショナル・シリーズが日本にもお目見えして、またまた話題を呼びそうだ。米本国のプロの分野で大手を振って幅をきかせているアルテックと並び、JBLが最近勢いを急進しているという。
今やJBLはスピーカーだけでなくアンプを中心として音響設備に大々的に乗り出しているのである。
JBLがアンプを作り出したのは、自社のスピーカーももっとも理想的に鳴らすという、はっきりした目的を持っている。当り前だがメーカーとしてこれほどはっきりした姿勢を、製品に持たせたことはそれまでにはなかった。JBLが「バラゴン」というステレオの3ウェイのホーン・ロード・システムを発売したときと同時に「エナージァイザ」という変った呼び方で発表したパワー・アンプが、パラゴンのドライブ用だ。スピーカー・システムの後側には、専用の格納スペースさえ設けられている。
このアンプにつけられる名称通り、スピーカーの音響エネルギーの供給用という目的が、はっきりと出ているし、それがJBLの姿勢そのものなのである。この「エナージァイザ」にはパラゴン用とするときの低音上昇のための専用イコライザー・ボードが内蔵されていた。
このエナージァイザはSE400として独立したステレオ用パワー・アンプの形で発売されたが、それと同時に発売されたのがSG520プリ・アンプでグラフィック・コントロ−ラーという名称をつけられた。スライド型のコントロールと、プッシュ・ボタンの切換という当時まったく新鮮なデザインに対して名づけられた。ステレオ・ブームの始まろうとする61年のことである。その翌年には早くもSG520は米国内西海岸のグッド・デザイン製品に選ばれ、品質、デザインとも、ずばぬけた高性能を認められたのは当然であった。
この当時は真空管アンプで圧到的に他を圧していたハーマン・カードン社のサイテイション・シリーズがトランジスタ・ライズされた製品を発表し、今はなきアコーステック・ラボラトリのアコースティック・アンプが好評のもとにスタートした。しかし、現在、そのいずれもが数年前に姿を消し、ハーマン・カードン社もこのトランジスタ・アンプの失敗が原因で大きく後退を余儀なくされマイナーに引下ってしまった。トランジスタ・ライズに早くからふみ切って成功したのはJBLアンプだけなのである。これは実に偉大な技術的成果であり、メーカーの姿勢の正しさをも示すといえるであろう。
かつて初期のSE400を実測してみたことがあった。ステレオ用として同時にフルパワーな出したとき、それはあらゆる周波数で60/60ワットを示した。規格の上ではなんと40/40ワットのアンプがである。現在はSE460としてさらに大きくパワーアップされている。
この直後、私はSG520と、SE400を組み合せて手元におき、毎日のように愛用し、リスニング・ルームのメインとして活躍しているのはいうまでもない。
永年使用してみてはっきり知らされたことは、61年に発表したSG520は10年を経た今日といえとも、これに匹敵する美しく華麗なステレオ・サウンドを持ったトランジスタ型のアンプを知らない。10年たった今においてまさに世界の名器といわれも大きな理由であろう。メーカーのすぢ金をこれほどはっきりと感じさせるアンプはめったにないであろうし、それは10年に渡って何ら変ってはいないのである。
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