Category Archives: 海外ブランド - Page 88

アルテック 414-8B

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 場所をとらずにフロアー型システムを作りたいという場合に好適なウーファーである。高音ユニットは、アルテックの811Bホーンと806Aの組合せが使いたい。

KEF B139MKII

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 KEF以外のスピーカーメーカーにも、かなり採用されている定評のあるユニットだ。音質としては柔らかいタイプだけに、コーン型や、ドーム型と組み合わせのが定石である。

JBL LE15A

井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 f0が低く、やわらかいが、弾力性のある低音再生をする。エンクロージュアは小型の密閉型でもかなり鳴るが、やはり、バスレフ型やPR15を併用したドロンコーンが定石か。

マッキントッシュ MR77

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 マランツ10B以来という低歪のオーディオ特性で注目されたマッキントッシュには珍しい高級チューナー。ダイアル面などに新鮮さも欲しいがそのオーソドックスな点も魅力。

マッキントッシュ MC2100

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 もっともよく知られるマッキントッシュのメーター付MC2105の原型ともいえ、質とサウンドのみへの志向の強い点と、価格面でのお徳用ともいう点を買いたい。

QUAD 50E

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 メーカー側の思惑とは逆に、日本では303よりも業務仕様のこちらに人気が高い。それというのも、信頼性とか英国製品らしい個性がより強く受けとれるからであろう。

オーディオリサーチ Dual76

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 今や稀少なる管球アンプによるハイパワーアンプ。回路設計に今日の技術が活かされているためか音にも現代的な広帯域感が強く、しかも低域、高域の力強さなど管球らしさ十分。

SAE Mark IIICM

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 米国の高級アンプの中でも珍しく量産されているSAEアンプのうちでも特に高い質を、製品のメカにも音にも感じられる。すっきりした中に美しさも秘めたサウンド。

ヴァイタヴォックス Bitone Major

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 英国系ウェストレックスとでもいいたいのがこのシステム。アルテックよりよりデリケート、JBLよりより繊細。しかも豊かな響き。迫力を追わなければピカ一のシステム。

マッキントッシュ MC2300

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 70万を越す価格も、製品を前にすると「なんと安い」ことを教えられる。マッキン製品中の名実とも最高のパワーアンプであり、ハイパワー時代にあってもマッキン健在なりだ。

ダルクィスト DQ10

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 Mr.ソール・マランツがこれと見込んだダルキストは、コンデンサーシステムの繊細な輝きとため息の出るような広帯域性とを豊かなハーモニーと共に再現できる音楽性を秘める。

マイクロトラック Model 303

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 パイプアーム全盛でオリジナリティのある製品の少ない今日、珍しくも木製軽量アームで、かつてオイルダンプでその名を馳せたグレイ社の製品。積層ウォルナット製。

QUAD ESL

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 世界でも例のない準コンデンサー型システムで、デリケートな音の素子が他に類のないクリアーな響きを伝える。低域が大音量で僅かにわれるのが気になるのは、欲張り過ぎか。

JBL LE175DLH

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 800Hzから使えるスコーカートゥイーターで、音響レンズをもったホーンと一体となったユニークな製品。解像力が鋭く、しかも繊細優美な音が魅力的である。

KLH Model 6

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 米国のアコースティックサスペンション型システムの尖兵としてARより一歩先に大ヒットしたのがこのKLH6と4だ。ウェルバランスのソフトな品のよい音は永久の傑作だ。

JBL 075

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 2・5kHz以上というが本当は7kHz以上に使うといい。JBLのユニットにこの製品か2405以外は本質的に合わない。実在感のある明確な高域は075の独壇場。

JBL D44000 Paragon

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 なにを隠そう、この俺もパラゴンの魅力に魅せられて、とうとうひとつ買うことに相成ったほどのほれ込みよう。じっくり鳴らし切るまでの楽しみは、また格別ぞ。

SME 3009/S2 Improved

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 いわずとしれたSME、その新型は簡素化され、自然な操作で馴染む良さとバランスの長所を一層向上し、軽量アームのマニア用としてますます使いやすくなったインプルーブド型。

ボザーク B410 Moorish

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 オールコーンで3ウェイ・14スピーカーという大型システム。よくコントロールされた内省的な音だが、品位が高く、美しいバランスをもっている。外観も美しい雰囲気だ。

アルテック A7-8

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 本来劇場用の無愛想なシステムだが、2ウェイのよさをもった代表的なホーンシステムで、歴史に残る銘器だろう。決してワイドレンジではないが、豊かに鳴り渡る。

KEF Model 104

岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 代表的なKEFのシステムの中で優れた音の104は割安な点からも、誰もが具えたいと願うに違いない。広帯域特性の低歪率は、最大音圧の物足りなさを補って余りあろう。

EMT XSD15

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 日本で普及しているSME型のコネクターに合うよう供給された製品だが、SMEを含む軽質量アームを避けて、ダイナミックバランスやオイルダンプと組み合わせること。

KEF Concerto

菅野沖彦

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 イギリスKEFのシステム中、アッパーモデルといえるが価格としては安い。3ウェイでワイドレンジなKEFらしい繊細さと豊かさの絶妙なバランスが魅力的である。

オルトフォン VMS20E

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 余韻を大切にしたやわらかい雰囲気の再現はあきらかにオルトフォンの血統を感じさせる。ただ、高域の妙に鋭い製品をほかのところで聴いたことがあるので少し気になる。

エンパイア 4000D/III

瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 欧州系の音に共通のウェットな、余韻の美しい鳴り方に対して、乾いた質感、直接的かつ即物的な表現で、ジャズやポピュラー全般、あるいは打楽器系に絶対の強みを聴かせる。