Category Archives: 国内ブランド - Page 166

アイワ TP-1100

アイワのカセットデッキTP1100の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Aiwa

マイクロ VF-3200, MA-77MK-II, MA-101MK-II

マイクロのカートリッジVF3200、トーンアームMA77MK-II、MA101MK-IIの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

micro1

グレース F-8F, F-8C, F-8L, G8-51, G-707, G-840, G-545, G-540L

グレースのカートリッジF8F、F8C、F8L、交換針G8-51、トーンアームG707、G840、G545、G540Lの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

grace

オットー DCA-170X, DCA-1400, DCP-180X, DCC-180X

オットーのプリメインアンプDCA170X、DCA1400、パワーアンプDCP180X、4チャンネルコントローラーDCC180Xの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Otto

マイクロ MR-211, MR-411, MR-611, MR-606U

マイクロのアナログプレーヤーMR211、MR411、MR611、ターンテーブルMR606Uの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Micro

フォスター GZ-77, G-11, G-44, G-66

フォスターのスピーカーシステムGZ77、G11、G44、G66の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

GZ77

YL音響 YL-15, 351, 551, 330A

YL音響のスピーカーシステムYL15、トゥイーター351、ドライバー551、ウーファー330Aの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

YL

オンキョー Integra 733, Integra 433

オンキョーのプリメインアンプIntegra 733、チューナーIntegra 433の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Integra433

ナガオカ NM-66

ナガオカのカートリッジNM66の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Nagaoka

パイオニア PT-200S

パイオニアのトゥイーターPT200Sの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

PT200S

ビクター MCA-V5, MCA-V7, CD4-1, 4MD-1X, QHR-202, QCE-G1

ビクターのプリメインアンプMCA-V5、MCA-V7、4チャンネルデコーダーCD4-1、カートリッジ4MD-1X、8トラックデッキQHR202、QCE-G1の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

QHR202

パイオニア PL-25E, PL-31E, PL-41D, PL-41W

パイオニアのアナログプレーヤーPL25E、PL31E、PL41D、PL41Wの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

PL25E

ソニー TC-2200, TC-2300, TC-6400, TC-9400

ソニーのカセットデッキTC2200、TC2300、オープンリールデッキTC6400、TC9400の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Sony1

ソニー PS-2300, PS-2400, PS-2500, PS-4000

ソニーのアナログプレーヤーPS2300、PS2400、PS2500、PS4000の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Sony

ビクター QTD-400, TD-664

ビクターのオープンリールデッキQTD400、TD664の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

victor1

ビクター 4MD-1X

ビクターのカートリッジ4MD1Xの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

victor

コーラル FLAT-8S, FLAT-10S

コーラルのスピーカーシステムFLAT8S、FLAT10Sの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Coral

ラックス SQ505X

ラックスのプリメインアンプSQ505Xの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

Lux

オーディオテクニカ AT-VM3X

オーディオテクニカのカートリッジAT-VM3Xの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

AT-VM3

ヤマハ MS-5B

ヤマハのシステムコンポーネントMS5Bの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

MS5

パイオニア SA-80, TX-80

パイオニアのプリメインアンプSA80、チューナーTX80の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

SA80

パイオニア QX-80, QL-60

パイオニアのレシーバーQX80、コントロールアンプQL60の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

QX80

テクニクス RS-270U, RS-275U, RT

テクニクスのカセットデッキRS270U、RS275U、カセットテープRTの広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

RS275U

テクニクス SU-3100, SU-3400, SU-3600, ST-3100, ST-3400, ST-3600

テクニクスのプリメインアンプSU3100、SU3400、SU3600、チューナーST3100、ST3400、ST3600の広告
(スイングジャーナル 1971年8月号掲載)

SU3400

ソニー TA-1140

岩崎千明

スイングジャーナル 8月号(1971年7月発行)
「SJ選定新製品試聴記」より

 TA1140という型番、およびパネルデザイン、この両方に対してはっきりと感じとれるのは、TA1120直系の製品であるという点だ。
 TA1120はいわずとしれたソニー最高級アンプ。名実とともにその存在は日本国内市場はもとより、米国をはじめ世界のハイファイ市場においても、最高の品質と性能を誇る傑作アンプだ。マランツ、マッキントッシュという高名ブランドの製品と肩をくらべ得る製品は、国産品が世界アンプ界を圧している現在たりといえども、そう多くはないことを考え合せればソニーのTA1120の製品としての価値は、極めて高く評価でき得るであろう}
 このTA1120直系のジュニア型というべきアンプがTA1140である。
 あえて直系というのには、無論、理由あってのことだ。
 ソニーはESシリーズと銘うって一連の高級オーディオ・コンポーネントを発売して、ガッチリとステレオ業界に根を下したあと、その商線の拡大を企り、若いオーディオ・ファンを強く意識した新シリ−ズのアンプを打出した。それが2年前この欄において紹介したTA1166であ
る。
 しかし、そのイメージ・チェンンジはあまりに強引であり、あまりにもソニーのイメージから、かけはなれたものにしてしまったようだ。通信機に似たパネル・デザインと派手好みな音色作りが、ソニーのオーディオ製品に対する期待をまったくそらせてしまう結果となった、といえよう。
 この製品と前後して出たオーディオ・コンポーネントには、大なり小なりこういう傾向が目立った。それがよいにしろ、悪いにしろオーディオ界のソニー・ブランドがマニアだけのものという従来のイメージをぬぐいさったことは、大いなる前進といえよう。
 この時機に必要なのはTA1120シリ−ズの普及型、というべき若いオーディオ・ファン向けのアンプであろう。
 1120はすでにタイプAを経て今やタイプFとなり、価格は世界の名器にふさわしく13万8千円という高価。その後1120Fのマイナー・シリーズとして昨年秋、発売されたTA1130すら88、000円という、初期の1120なみの価格だ。
 初級マニア、このマニアということばにはその語訳どおり、マニアックな熱烈なファンという意味で、その熱烈なファンの卵達にとって、11120Fクラスのアンプを使うというのは、彼のオーディオ・ライフのひと
つの夢であろう(その夢を現実のオーディオ・ライフにしてくれるべき1120ジュニア版の出現こそ、今のオーディオ界にとってソニー製品の布陣にとっても大いなる価値と意味を持っている。
 TA1140の出現は「これ」なのだ。
 TA1140こそ、若いオーディオ熱心なファンにとって、正に夢を現実に引戻してくれる「正義の味方」な
のである。無放の剣なのである。永年の夢をかなえてくれる、最高品質のプリ・メイン・アンプなのである。
 キミの机の上に、世界長高のアンプがどっしりと置かれることが手近かに考えられるべく出現した製品なのである。あれこれと、多数の商品の中から選ぶ必要のない最終的要素を濃く持った製品なのである。
 TA1140の良さについて、今さらいうこともないであろう。1120のパワーを縮少した以外には、ほとんど差のないといい得る諸特性と音質を誇る。しかも価格は6dBダウンというのが、若いファンには絶対ともいえる大いなる魅力だ。
 ただ、ひとこと付加えたいのは、ソニーのアンプ全般にいえることなのだが、規格最大出力はたしかにすばらしい数字なのだが、実際に長時間、フルパワーに近く鳴らしていると、規格出力を保つことがくるしくなるように思われる。もっとも、いくらジュニア版とはいえ片側35ワットのこの級のアンプを、フルパワーで鳴らしつづけるという使い方をすることは、一般家庭においてはあまりないことであるに違いない。つまり、普通のユーザーならば、そういう点に気付くことはまずあるまい、と思われる。しかし、あまりハイ・パワーを望む向きには1130とか1120Fをすすめるべきだろう。