レシーバーの最近のブログ記事

ナカミチ Nakamichi 730

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井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ'78ベストバイ・コンポーネントより

全タッチコントロールを導入し見事にまとめ上げた実力の高さは抜群。

B&O Beomaster 1900

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瀬川冬樹

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ'78ベストバイ・コンポーネントより

一度は使ってみたくなるエレガントなデザイン。憎いほど巧みな意匠。

ヤマハ CR-420

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瀬川冬樹

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ'78ベストバイ・コンポーネントより

家庭用のサブ機として最も手ごろな価格、バランスのよい外観と性能。

ナカミチ Nakamichi 730

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瀬川冬樹

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ'78ベストバイ・コンポーネントより

レシーバーのあり方に一石を投じたユニークな外観。性能もよい。
瀬川冬樹

ステレオサウンド 59号(1981年6月発行)
特集・「'81最新2403機種から選ぶ価格帯別ベストバイ・コンポーネント518選」より

 本誌第59号ベストバイ・コンポーネント選定投票は、本誌のレギュラー執筆者八名によっておこなわれた。その結果や詳細についてはそれぞれのページをご参照頂くことにして、各項目中、①オープンリール型テープデッキ ②MC型カートリッジ用ヘッドアンプおよびトランス ③レシーバーおよびカセット・レシーバー(カシーバー)の三項については、あらかじめ規定された当籤必要票数を満たす製品が少なかったため今回は単に集計一覧表を公表するにとどめ、あえてベストバイ・コンポーネントとしての選定をしなかった。その理由について解説せよというのが、私に与えられた課題である。なお、以下に書く内容は、他の七名の選定委員の総意ではなく瀬川個人の意見であり、文責はすべて私ひとりにあることを明記しておく。

オープンリール・テープデッキ
 もう言うまでもなく、こんにち、カセットデッキおよびテープの性能が、実用的にみても相当に満足のゆく水準まで高められてきている。数年前によく行われた「オープンかカセットか」の類の比較論は、カセットという方式の枠の中で、カセットをかばった上での論議であったことが多く、私自身は、カセットの音質が真の意味でオープンの高級機と比較できるようになったのは、ほんのここ一〜二年来のことだと考えている。それにしても、事実、カセットの質がここまで向上してきた現在、そのカセットの性能向上にくらべて、いわば数年前性能でそのまま取り残されているかにみえる大半のオープンリール機については、こんにち、改めてその存在意義が大きく問われなくてはならないと思う。
 オープンリール機の生き残る道は二つあると私は思う。その一つは、高密度録音テープの開発とそれにともなうデッキの性能のこんにち的かつ徹底的な洗い直しによって、カセットをはるかに引き離したオープンリールシステムを完成させること。これについては、本年5月下旬に、赤井、日立マクセル、TDK,およびティアックの四社が連名で、この方向の開発に着手した旨の発表があった。たいへん喜ばしい方向である。オープンの存在意義のその二は、大型リール、4トラック、安定な低速度の往復録再メカの開発による超長時間演奏システムを本機で開発すること。この面での音質はカセットと同等もしくはカセットの中級機程度にとどまるかもしれないにしても、往復で9時間、12時間あるいはそれ以上の超ロングプレイという方向には、オープンならではの意義が十二分にある。

MCカートリッジ用トランス/ヘッドアンプ
 5万円を割るローコスト・プリメインアンプにさえ、MC用ハイゲイン・イコライザーが組込まれている現在、あえて数万円ないし十数万円、ときにそれ以上を、トランスまたはヘッドアンプに支払うというからには、それなりの十分の音質の向上が保証されなくてはならない。ところがこの分野はまだ、根本のところまで解明されているとは思えなくて、現実には、どこのメーカーのどのMCカートリッジを使ったかによって、また、その結果それをどういう音で鳴らしたいか、によって、トランスまたはヘッドアンプの選び方が正反対といえるほどに分れる。別の言い方をすれば、一個で万能の製品を選ぶことが非常に難しい。そして、概して出費の大きな割合には得られる成果が低い。おそらくそうした現実が投票にも反映して、誰の目にも客観的にベストバイ、という製品が選ばれなかったのだろうと思う。トランス、ヘッドアンプについては、こんにちの最新の技術をもって、一層の解析と改善をメーカーに望みたい。

レシーバーとカシーバー
 棄権票が最も多かったということは、本誌のレギュラー筆者にとって魅力のある製品が極めて少なかったからであろうと思われる。いつ頃からか、チューナーとプリメインアンプを一体に組込んだレシーバーという形は、アンプとしては一段低い性能、という考え方が支配的になり、その反映として、作る側も、レシーバーをオーディオの真の愛好家むけに本機で作ろうとする姿勢を全く見せてくれていない。けれど、こんにちの進んだ電子部品と技術をもってすれば、レシーバーという形をとったとしても、性能の上では単体のチューナー+プリメインアンプという形にくらべて全くひけをとらないほどの製品に仕上げることは十分に可能なはずである。
 またレシーバーという形は、その使われ方を考えれば、本来、メインの再生装置が一式揃えてあることを前提に、大家族の個室、寝室、書斎、食堂その他に、さりげなくセットしてごく気軽に日常の音楽を楽しむという目的が多い。とすれば、なにもプリメイン単体と同格の性能を競うのでなく、むしろ電気特性はほどほどに抑えて、聴いて楽しく美しい音を出してくれるよう、そして扱いやすく、無駄な機能がなく、しかし決してチャチでない、そんな形を目指した製品が、せめて四つや五つはあっていいのではないだろうか。レシーバーといえば、入門者向き、ヤング向き、ご家庭向き、音質をうるさく言わない人向き......と、安っぽくばかり考えるという風潮は、せめて少しぐらい改めてもいいのではないだろう。少なくとも私自身は、日常、レシーバーをかなり愛用しているし、しかしそうして市販品をいろいろテストしてみると、オーディオの好きな人、あるいはオーディオマニアでなくとも音楽を聴くことに真の楽しみを見出す人、たちの求めているものを、本気で汲みとった製品が、いまのところ皆無といいたいほどであることに気づかされる。レシーバーなんて、作ったってそんなに売れない。メーカーはそう言う。それなら、私たちオーディオ愛好家が、ちょっと買ってみたくなるような魅力的なレシーバーを、どうすれば作れるか、と、本気で考えたっていいはずだ。
 ところで昨年あたりから、このレシーバーにさらにカセットを組込んだカセット・レシーバー、いわゆるカシーバーという新顔が出現しはじめた。これもまた、いや、もしかするとこっちのほうがいっそう、レシーバーよりも安っぽい目でみられているように、私には思えてならないが、レシーバーに馴れた感覚でカシーバーを使ってみれば、この形こそ、セカンドシステム、サブシステムとしての合理的な姿だと、私は確信をもって言える。だが、現実はまだそういうことを論じるにははるかに遠い。たとえば、①プリセットメモリーチューニング ②テープ自動セレクターつき ③録音レベルの自動セット──この三つはカシーバーを扱いやすくするための最低条件だし、しかもその機能が、安っぽく収まっているのでなく、音楽を楽しむのに十分の性能を維持していてくれなくては困る。どうせ小型スピーカーと組合わせるのだから、ワイドレンジ/ローディストーションであるよりは、必要にして十分な小さめの出力。ほどよく計算された聴き心持のよい音質。加えて扱いやすく、ジャリっぽくないデザインと操作のフィーリング。そんなカシーバーを、どこのメーカーが一番先に完成させてくれるか、楽しみにしている。

ヤマハ CR-1000

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井上卓也

ステレオサウンド 41号(1976年12月発行)
特集・「コンポーネントステレオ──世界の一流品」より

 国内では、レシーバー、とくに高級レシーバーの需要は皆無に等しいとされているが、逆にいえば高級ファンの要求を満たすにたる製品がないことも、ひとつの重要なポイントであることは、意味はやや異なるが、4トラック・オープンリールデッキのジャンルと共通性があるといえよう。
 CR1000は、デザイン、性能、音質などの総合的な面で、高級レシーバーと呼べる稀な存在である。ヤマハ独得なシルバーパネルと白い栓の木を使ったキャビネットは、巧みに調和がとれ、仕上げも高級モデルに応わしい精度の高さがある。内容面では、CT800というチューナー異常の性能をもつFM受信部と、CA1000プリメインアンプと同等のオーディオアンプ部を組合せているが、音質面では、構造面の違いだろうか、いかにも高級レシーバーともいえる安定した密度の高い音で、必要にして充分の聴感上の帯域、力感、粒立ちのよさなどをもっている。かなりの高級スピーカーシステムをドライブしても、それぞれの、らしい個性を引出して聴かせる内容の高さと安定感は、むしろ専用チューナーとプリメインアンプの組合せをしのぐものがある。わかる人が使う高級レシーバーとしては、まさしく第一級の製品だ。

ヤマハ CR-600

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 プリメインの600よりもずっとソフトな音が意外なくらいで、一般的なリスナーを対象とした商品という現れか。その点がかえってハイレベルのファンにも受けそうな魅力だ。

サンスイ 771

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 かなり金がかかっていることを外観から知るが、豪華なのはレシーバーの客層を考えれば当然といえる。やや割高だが、中をのぞけばそれが信頼性を支えていることをも知れる。

ニッコー R-5000

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 輸出に精を出していたキャリアが抜群のコストパフォーマンスを引き出して、豪華な風格と、内容の豊富さとをうまく製品に満たした点、国産レシーバーのひとつの傑作。

パイオニア SX-434

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 市販レシーバー中のスーパーベストセラーというべき実績にのって、デザインを改めて豪華になったのも商品としての魅力を減らさぬメーカーの偉大なる努力の賜だ。

L&G R-3400L

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 日本ばなれしたデザインは、あるいは今日ではちょっと早すぎるかも。海外製品と並べてもなおこの個性は秀逸だ。若者の個室の一隅にあれば、そのセンスの良さの象徴となる。

パイオニア SX-737

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 レシーバーをステレオの入門用としてのコンポと考えるならば、価格の割に豊富で高い内容はまさにお買徳品。つまり初心者にも納得できる良さ、バランスのとれた製品だ。

ヤマハ CR-400

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 FMの感度に、もう一歩と望むのはこの価格からは無理というもの。市販レシーバー中級群のデザインと使い良さは時代を越えた永久的な魅力といえる。誰にも薦められる良さ。

ヤマハ CR-1000

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岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 サブ用として居間などにぜひ一台は欲しくなるのが音楽の分る高級マニアだろう。つまりこのアンプの質は外観の斬新さ以上にオーソドックスな絶対的良さを秘めているのだ。

岩崎千明


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 レシーバーは、オーディオマニア的リスナーよりもメカには弱いが実用的な音楽志向のファンのために有効な手段であろう。それは、質的にはほぼ同価格のプリメイン+チューナーと変ることなく、スペースの点ではほぼ1/2だから。ただパネル一面にダイアルを主体としたチューナー分にプリメインアンプが納められる結果、頻度の低いアクセサリーは省略せざるを得ない。しかしそれは逆に扱いやすさともなり得る点でメカに弱い音楽ファンには、かえってありがたい点ともいえるだろう。デザイン面が重視されるのは、需要層の要望の特長だ。

パイオニア SX-535

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井上卓也


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 多角的なユーザーの要求を巧みに導入して作られた機種である。セパレート型やプリメインアンプなどとは異なった生活のなかのハイファイといった使い方がふさわしい。

ヤマハ CR-800

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井上卓也


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 とかく、軽視されがちなレシーバーという観念を見事にくつがえした機種である。良いスピーカーと組み合わせてメインに使うのもよし、セパレート型のサブとして使うのもよい。

ヤマハ CR-400

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井上卓也


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 ローコストながら、安物を買った後悔が感じられないのがよい。ジックリ聴くためには不満もあるが、適度の品格があり、レシーバー本来の気軽に使うには好ましい機種である。

ヤマハ CR-1000

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井上卓也


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 本格派のレシーバーとしてはトップランクの製品である。細部の問題はあるが、トータルバランスの良さは格別であり、並みのセパレート型が顔負けの音をもつのは素敵である。

井上卓也


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 レシーバーは、その名が示すようにFMステレオを中心にして、気軽に音楽が楽しめる点が、もっとも大きな魅力と考える。基本的には、FM放送を受信するチューナー部と、オーディオアンプ部分のバランスが重要であり、つねに手もとに置いて使うものだけに、トータルなデザインでも、充分に長期間にわたって使えるだけの洗練された感覚をもつものでないと困る。
 ここで、選出した機種は、かなり偏った印象があるかもしれないが、本当の意味での良いレシーバーが少ない現状では、これらが日本的意味での良いモデルだと思う。

トリオ KR-7400

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 パワーは63W×2と余裕もあるし、入力回路も豊富、機能的にも充実した高級レシーバーである。デザインも豪華で、仕上げも美しく、家庭用として最高級といってよい内容。

ソニー STR-7065

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 70W×2というパワーをもつ高級レシーバーで、大人の風格をもった製品。中級以上のプレーヤー、スピーカーとの組合せで、品位の高い再生装置を構成するに足る製品。

ソニー STR-6550A

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 チューナーの感度も音質もなかなかいい。オーディオ部も明解で美しい音質をもち、20W×2の出力も、このクラスとしては余裕のあるもの。楽しいリヴィングステレオだ。

ソニー STR-6450

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 実用的には充分なチューナー感度、音質の得られる手軽なレシーバー。広く一般のファン層を支える商品で、レシーバーの特色がよく生きたバランスのよいアンプだ。

パイオニア SX-535

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 聴き易い音質をもったレシーバーで、出力も20W×2と余裕があり、若いオーディオファンに広くすすめられる完成度の高い商品だ。万人向きの標準的レシーバー。

パイオニア SX-300

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 家庭用の実用的レシーバーとしてローコストでまとめられた製品で、初心者、入門者の一号機としての価値も高い。手軽にFMやレコードを楽しむレシーバーらしい商品。

トリオ KR-3400

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 このクラスまでが、普及型レシーバーというジャンルに入ると思うが、この製品は内容的に充実している。音質が明解で、弱々しさがない。チューナーも高性能である。

パイオニア SX-737

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 このクラスになると、強いて安いインテグラルアンプとチューナーを別々に買う必要がないと思える内容を持つ。便利さと、水準以上の音質を兼ね備えた総合アンプである。

ヤマハ CR-1000

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菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 レシーバーの条件を最大限に満たした製品で、チューナー部、オーディオ部とも、高級コンポーネントとしての内容を備え、しかもオールインワンの機能とデザインが光る。

菅野沖彦


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 チューナー、プリアンプ、パワーアンプの三部門が一つのシャーシに組み込まれたレシーバーには使用上の便利さというものがあって、本来は、性能の高低、製品としてのクラスの上下には無関係であるはずだ。しかし現実には、レシーバーは普及型という定説が出来て、高級感を失い、マニアには喜ばれないという商品の性格を身につけてしまった。ここでは、そうした現実に即して、比較的ローコストのものを中心にして、かつ、少々高くても、優れた価値をもつものまでに枠を広げて数機種を選んでみた。

L&G R-3600L

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 3400Lのパワーアップモデルで、操作機能も少し増え、内容も充実して、デザインのおもしろさばかりでなく質的にも十分楽しめる。色調はもう少し抑えたほうがいいと思う。

ローテル RX-252

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 セカンドシステム用として、価格も含めて気軽に使える製品。操作機能も必要最少限度に整理されて扱いやすく、大きさも適当。輸出の実績に裏づけられて性能も安定している。

L&G R-3400L

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 末尾のLのかわりにGのつくシリーズもある。Lはソフトムード、Gはメカニカルムードというように、デザインの違いで売るという発想に、L&Gの性格が読みとれる。

ヤマハ CR-800

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 CT800とCA800IIを別々に買ったのにほぼ匹敵する内容(但し出力がわずかに低く、A級動作ができない。機能も省略)を持ったオーソドックスな作り。割安な製品。

パイオニア SX-737

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 ダイアル面など、デザインが少々にぎやかすぎて、ひと世代前の感覚が残っているが、質的にはチューナーとパワーアンプを別々に組み合わせたと同じ内容を持っていて割安だ。

ヤマハ CR-400

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 手頃な機能と価格に見合った性能で、こういう明るいしゃれた雰囲気のレシーバーは存在価値がある。出力や音質もほどほどで、あくまでも気軽に扱うセカンドシステム用だが。

ヤマハ CR-1000

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 チューナー部はCT800より優秀。アンプ部はA級切換を除けば内容も機能もCA1000IIとほとんど同じで、レシーバーとしてはこれ以上望みにくい高品質の製品。

瀬川冬樹


ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

特集・「'75ベストバイ・コンポーネント」より


 レシーバーには二つの違った選び方がある。第一は、チューナーとプリメインアンプ、またはチューナー、プリアンプ、パワーアンプというようにバラバラの形をとるのがわずらわしいが、しかしそれを一体にした場合にでも、性能には大きな違いがあって欲しくない、という場合。第二は、むしろセカンドステレオとでもいった意味あいから、性能はほどほどにして、場所をとらない、あるいは操作の容易さなど、イージーリスニングを目的とした選び方。そのどちらにしても、私なら、外観が適度に洒落ていることが大切な条件になる。

B&O Beomaster 3000-2

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瀬川冬樹


ステレオサウンド 31号(1974年6月発行)

特集・「オーディオ機器の魅力をさぐる」より


 B&Oというメーカーも、他に類型の少ない独特のデザインポリシーで際立っているが、一連のレシーバーのデザインは、とくにどの型ということなく、どれをとってもそれぞれに素晴らしい。残念ながら日本ではFM放送の波長の違いからそのままでは楽しめないが、一台ぐらい手許に置きたい魅力がある。パネルの白いアルミニュウム(機種によってプラスチックもあるが)やレバースイッチの形状など、ヤマハ製品にB&Oの影響がみえる。

ヤマハ CR-400

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岩崎千明


ステレオサウンド 31号(1974年6月発行)

特集・「オーディオ機器の魅力をさぐる」より


 まあ国産品で、西欧的な意味でデザインの優れた製品というものがあるとすれば、車におけるルーチェのように、フロンテSSのように外人の手によるものだったが、そういう事実をくつがえすといえるおDお製品がいくつかあるのは嬉しい限りだ。CR400はその点で世界に誇れる秀逸な製品で、その点からいえばCA1000をも上まわろう。そして、その美しくも優雅な外観がサウンドまでも表わしているのだから。

ヤマハ CR-1000

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菅野沖彦


ステレオサウンド 31号(1974年6月発行)

特集・「オーディオ機器の魅力をさぐる」より


 これは同社のプリメインアンプCA1000をオーディオアンプとしたステレオ・レシーバーである。私としてはステレオ・マスターと呼びたいオール・イン・ワンの総合アンプで、これ一台で、高度なFM受信、レコード再生を可能にしてくれる。デザインは他の一連のヤマハは製品に共通のモダニズムの溢れた美しいものだが、中でも、これは傑作と呼びたい。スイッチ類の独特なタッチは他に類のないもので、超高級レシーバーだ。

パイオニア SX-100TD

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岩崎千明


スイングジャーナル 9月号(1969年8月発行)

「SJ選定 ベスト・バイ・ステレオ」より


 米国でハイ・ファイ・ショーと並ぶコンシューマー・エレクトロニクス・ショー略してCEショーがこの6月下旬にニューヨークで盛大に開かれた。今年の特長はハイ・ファイ・ショー的な色彩がかなり濃く、大規模な電気メーカーの参加がなかったかわり、各メーカーの強い意欲が強烈に出ていたという。そして特に注目されたのは日本のハイ・ファイ・メーカーの著しい進出ぶりである。
 その中心はなんといってもハイ・ファイ・アンプである。この数年間、各メーカーによる米国ハイ・ファイ市場のすざましい攻勢はすでに何度も語ってきたが、その猛烈ぶりと成果が今度のCEショーでもはっきりと出てきたのである。ハイ・ファイ・ステレオ・アンプはごく一部の超高級品を除き、日本製品が市場をおさえてしまったのである。
 この猛烈なアンプの進出は、しかし一朝一夕に築かれたものではない。トランジスタの回路技術、生産性の高い、しかもクォリティと信頼性の点からも米国製品を上まわる量産技術の蓄積が今日の国産アンプを創り上げたのである。
 コンシューマー・レポート誌のテストにおいての報告によると、米市場における主力製品20種をテストした結果、性能も優れ、コスト・パーフォーマンスの点で推薦された製品の中の4種は日本製であった。
 そのひとつの詳細なテスト表をみると多くの点で圧倒的に他をしのぎオーディオ全般にわたる優れた性
能、特に歪の少なさと120ワットの大出力特性を持っていた。その名はパイオニアSX1000TAで国内向けSX100TAと諸性能は全然変ることのない輸出用製品である。これがSX100TAの名声を、国内でも一挙に高めるきっかけとなったことは間違いない。SX100TAは、その後日本においてもチューナーつきアンプのベストセラーにのし上った。
 高価な高級品に多くの魅力をおりこんでまず新シリーズを発表し、次第に普及型にその範囲をひろげていくという。いつもの方法がトランジスタ・アンプではとられなかった。それは多くの点で出おくれたが、しかし賢明な着実な戦略であった。トランジスタにつきものの、多くのトラブルや技術的難点は、まず普及型から始めることにより容易なレベルから次第に高度な技術水準に無理なく達することが可能であり、そのため製品に対するクレームは避けることができたと見られる。
 トランジスタ化によって失敗した例は限りなく、そのすべては製品の不完全さによるクレームが原因であり、パイオニアはそれをもっとも安全にさけたのである。そして、パイオニアが自信をもって世に送ったトランジスタ・アンプの豪華型こそSX100TAであった。すでにあった他社の製品をもしのぐ性能は決して隅然でもなく幸運でもない。パイオニアの技術力を示したのだ。
 今まで、トランジスタによるといわれたスティーリーな音は、探しても聞き出すことが出来ない。ウォーム・トーンといわれた管球アンプ特有の音と共通のサウンドが、片側50ワットという強烈な迫力を秘めて発揮されたのである。その音の秘密は従来のこのクラスのアンプをひとケタ下まわる歪の少なさが大きな力となっているように思われる。
 SX100TAのパネル・デザインを改め、スイッチをまとめたのがSX100TDである。米国市場にはさらにパワーアップしたSXT1500Tもあるが、チューナーつきアンプのロング・ベスト・セラーとして、世界の市場に君臨してすでに2年、この級のアンプの新型はおそらく必要ないだろう。まぎれもなく世界一のチューナー・アンプなのだから。

ソニー STR-6500

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岩崎千明


スイングジャーナル 4月号(1969年3月発行)

「SJ選定新製品試聴記」より


 ソニーのこのSTR6500を私が知ったのは、秋の大阪のオーディオ・フェアであった。私はその価格を知ったとき本当に驚ろいた。
 国産はおろか全世界のハイ・ファイ市場においてその高品質が抜群のTA1120をはじめとして、SJ誌増刊でも私が選んだチューナーつき6060も、ソニー・ブランドのアンプはきわめて高品質だが、高価格と相場がきまっていた。もっとも高価格といっても、このずばぬけた性能と、内部の金のかかったパーツ群をみれば、コスト・パフォーマンスという点では、あるいは一番のお買徳かも知れない。もし他のメーカーでこれだけのものを作ったら、おそらく倍近い価格をつけるのではないか? と思うくらいである。
 このソニーが新製品に4万円台という価格をつけた! 安いことに驚いたのではなく、このクラスのアンプにソニーが乗りだしたという事実についてである。
 4万円台ながら、前面パネルのデザインやつまみ、パネルの仕上げは今までの路線上にあるもので、一見6万円台を思わせる豪華さである。手を抜かない仕上げがソニーのハイ・ファイ・メーカーとしての貫禄をにじませている。しかし、私は編集部が持参したソニーのアンプのパッケージを手にしたとき、ふと懸念を覚えた4万円台という価格からか少し軽すぎるような気がした......。スピーカーをつなぎ、音を出したとき一聴して従来のソニーとは違うものを意識させられた。今までの音が、ソニーが宣伝文句によく使っていたように冷たさを思わすほど「透明度の高い音」を感じきせるのに対し、この新型アンプは、冷たさは少しもなかった。むしろ暖かくソフトな音である。もっともこれは従来の代表製品1120の音が高いレベルにあるのでこれとくらべてはじめて感じられるのだが。
 この音は4万円台の価格と共に購売層を意識して創られたものだろうと思う。音キチやオーディオ・マニアのすべてを納得させることはできなくても、音楽を愛する人には共感と、賛辞をもって迎えられるに違いない。
 ソニーはいまや、全世界の市場をトランジスタ・ラジオとテープレコーダーで占めてしまうほどの大メーカーである。この大メーカーの優秀な技術力をハイ・ファイに傾けて1120という傑作を世に送った。この企画はいかなるアンプよりも優れた製品という当初の目的がほぼ完全な形で達せられているといえよう。高度の音楽マニアやハイ・ファイ・マニアを納得させてしまうハイ・クォリティの音が実現されたのであった。
 同じメーカーが今度は一般的な音楽ファンのための音作りがなされたアンプをひっさげて、市場のもっとも大きな需要層にのりこんでくるということ。このメーカーの新しい姿勢に、私は驚きと脅威を感じたのである。
 おそらくこのアンプは、高い人気を持って売れるであろう。歪の少ない、ウォーム・トーンが若い音楽ファンを良い方向に導いて、優れたハイ・ファイ・マニアを多く育ててくれることを期待しよう。
 そして、それゆえに私はひとこと付け加わえたいことがある。それはこのアンプが、あくまでも日本の小住宅用のものであることを......。大音量を必要とする12畳以上の部屋で使用する場合にはものたりないかも知れない。理論的なものを述るとむづかしくながくなるので、終りに私はここでこのアンプを生かした組合せの方法をひとことつけくわえたい。リスニング・ルームであるがこれは、できれば6~8畳までの部屋で、さらに組み合わすスピーカー・システムは、高能率なものを推めたい。

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